布団袋の思いで
最初の布団袋の思いでは大学に入学した時のものだ。シングルの綿布団の上下と座布団4枚と枕の入った小豆色の布団袋を国鉄のチッキで送るため、予讃線の丸亀が坂出駅まで確か荷車ではこんだ。
京都で当時北野白梅町の近くに有った山陰線の駅から、下宿の叔母さんに借りたリヤーカーで積んで持って帰った。下宿は等持院北町にあった。6畳一間の二階屋で賄い付きだった。
第二は井関農機に入社する時で、その学生時代のものを母の指示で、同じようにして送り返した布団の綿を打ち換えて仕立て直したしたものををいれた。同じ様に国鉄のチッキで常磐線の金町駅まで送ってもらったと思うが、後の新宿東心寮までの運搬記憶はもうない。
約3年後に結婚すつのだが、その時の処置はいささか事情も有りあまり詳しくは知らないが、偶然都内に転勤に成っていた今は故き兄に洋服ダンスと共に処分してもらった物と思う。
第三は現在我が家にあるもだが、あることは知っているが、なにが入っているか、綿か、羽毛かのど、ほとんど知らない。先日布団袋に入っていない中古のお布団は押入が満杯になるため、お布団屋さんにリサイルク用に持って帰ってもらった。
第四は現在、娘が嫁入り道具としてこしらえている物で、昨日、道具を置かしてもらっているハイツに行き、最後の整理をした。
内容がいろいろでもう少し簡潔に纏めようとしたが、妻に言う通りでシングルの予備の枕2個は、私の力ではどうしても入らなかった。なにか昔の布団袋の方が角張って格好良かったように、今では思い懐かしんでする。
30分位奮闘したが、結局妻に負けた。人生万事お袋の言う様にとのことか。
著者:藤田 正勝
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