麻生幹事長、早期解散を示唆、与謝野氏らに要職検討
朝日新聞ニュース 9月13日3時6分
自民党総裁選で優勢な麻生太郎幹事長は12日、首相に就任した場合は与謝野馨経済財政相ら他の候補者を内閣や党の要職で処遇する方針を固めた。また、東京都内の日本記者クラブで開かれた公開討論会で、総裁選直後の政党支持率が高いうちに早期解散に踏み切る考えを示した。
中途略
麻生氏は小泉政権末期に決めた社会保障費の伸びを5年間で1.1兆円(年2200億円)制御する方針については「ほぼ限界にきている感じが率直な実感」として見直しの可能性を示した。基礎的財政収支(プライマリーバランス)を11年度までに黒字化する財政再建目標は「目標として堅持するのは間違っていない。ただし、それを作ったときの経済状況は(名目成長率が)2%だったのが、今日はマイナス3%で非常に厳しいことになってきている」と述べ、先送りも視野に検討する考えを示した。
経済政策では「財政出動イコールばらまきイコール赤字国債という話に作りたがるが、出動の形は直ちに赤字国債ではない」と赤字国債の発行を否定。景気刺激として設備投資減税や住宅減税なども検討する考えを示した。公務員に認められていないスト権の付与については「労働契約として十分に考えて対象になると思う」と述べた。
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