自民党総裁選、今日10日告示
自民党総裁選、立候補は5氏で告示へ
次期衆院選を間近に控え、与党の「選挙の顔」を選ぶ自民党総裁選が10日告示される。
麻生太郎幹事長(67)(麻生派)
小池百合子、元防衛相(56)(町村派)
与謝野馨経済財政相(70)(無派閥)
石原伸晃、元政調会長(51)(山崎派)
石破茂、前防衛相(51)(津島派)
与党は10月上旬の衆院解散で調整しており、経済政策に加え、安全保障政策をめぐり施策論争が展開される見通しだ。
石原氏は9日、自民党本部で記者会見し、「心の通った改革路線を続行するために立候補する」と述べ、総裁選への立候補を正式に表明した。基礎的財政収支(プライマリーバランス)を2011年度に黒字化する政治目標については、「堅持していくべきだ」と語った。景気対策に関し、「今、消費税を増税することは絶対にできない。ばらまき型の赤字国債を実行して、どんどん需要を作っていくことも反対だ」と強調した。
与謝野氏は同日、東京都内のホテルで記者会見し、「堂々たる政治、あたたかい改革」と題した政権構想を発表した。同構想には、「財政規律は堅持する」と明記した。与謝野氏は、社会保障費を毎年2200億円制御する政府方針について、「限界に来ているのではないか。手直ししてもしかるべきだ」と述べた。
麻生氏は、自民党所属の国会議員の事務所を回り、支持を訴えた。小池氏は、山崎派会長の山崎拓、前副総理を訪ねるなど各派事務所を回った。石破氏は、町村派の安部前首相らを訪ね、出馬のあいさつをした。
出馬に意欲を示す棚橋泰文、元科学技術相は、推薦人集めを続けたが、20人を確保するめどはたっていない。
一方、二階堂派は9日の会合で、総裁選で麻生氏を支持することを決めた。古賀派と山崎派は、それぞれ総会を開き、総裁選の対応について自主投票とすることを確認した。
総裁選は、自民党所属議員が1人1票を投じる国会議員票(387)と、各都道府県本部で開く両議員総会で、国会議員と地方代表による投票が行われる。弟1回投票で有効投票の過半数を獲得する候補がいない場合は、上位2候補に対し、国会議員と地方代表で決戦投票を行う。
立候補の受付は10日午前11時から30分間、党本部で行われる。
(2008年9月9日20時25分 読売新聞
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