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[四]慈悲に聖道、浄土のかはりめあり。聖道の慈悲 とうふは、ものをあはれみ、かなしみ、はぐくむなり。しかれども、おもふがごとくたすけとぐること、きはめてありがたし。また浄土の慈悲といふは、念仏して、いそぎ仏になりて、大慈大慈心をもて、おもふがごとく衆生を利益するをいふべきなり。今生に、いかにいとをし、不便とおもふとも、存知のごとくたすけがたければ、この慈悲始終なし。しかれば、念仏もうすのみぞ、すえとをりたる大慈悲心にてさふらふべきと、云々。
2008年12月31日 (水) 心と体 | 固定リンク Tweet
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