大学の絶望 5
中央公論 2009 2 大学の絶望
下流化した学問は復活するか
「平準化を求める「大衆」が大学から輝きを
奪いました」(竹内)
対談 竹内洋 関西大学教授
京都大学名誉教授
鷲田清 大阪大学総長
学力低下論はもううんざり
「学問」が擦り切れてしまった
読書会の消滅
大学へのあこがれがなくなった
「専門知」も成り立たない
引き下げデモクラシー
立身出世亭主と教養女房
多元的な高等教育
新しい教養が「学問」を救う
教養=価値の遠近感を持つ
絶対になくしてはいけないもの
あってもいいけど、なくてもいいもの
端的になくていいもの
あってはいけないもの
この4つくらいのカテゴリーに分けて
全体に中でどの位置にあるかが
パッと分かるようになる
「教養の画一主義」ではダメ
鷲田 教養主義時代にあった教養の
共通地盤
旧制高等学校出身者と一部
エリートのもののあくまでも
一つの世界の話
竹内 教養の力とは「没入」(専門)を
「相対化」「距離化」する力
自己の内に批判家を棲まわせ
ることが出来る人がますます
大事です
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