トレーサビリティ
トレーサビリティ
門田和雄著 オーム社 計測工学より引用
トレサービリティとは 、Trace(追及す)
とAbility(できる)の合成語であり、
JIS Z 8103(計測用語)によれば
「標準器または計測器がより高位の標準によ
って次々と校正され、国家標準に繋がる経路
が確立されていること」と規定されている。
計測器は、その測定結果が同じ基準に基づい
ている必要があり、国家が維持・管理している
標準に対して、トレーサビリティが確立していな
ければならない。我が国では、産業技術総合
研究所などが計測標準の基本単位の確立と
維持管理を行っている。
また、ISO9000では「記録物によって、その
履歴、転用または所在を追求できる能力」と
定義されており、工場や事業所の品質管理
システムそのものを第三者機関が検査し、
品質保証システムが適切に機能していること
を制度的に保証・評価するものである。最近
では牛肉のBSEや無登録農薬、偽装表示など
の問題によって食品に対する信頼が損なわれ
ることをきっかけに、食品のトレーサビリティに
も関心が高まっている。
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