「おひとり様」の死に方
中央公論 2009 4 特集「おひとり様」の死に方
65歳以上の一人暮らしのいわゆる「おひとり様」が急増中。
2030年には717万人と倍増も予測されている。
最後まで自分らしく生き抜くために、いまなにをすべきか
ルポOグルーピングという選択
家族に頼らず、自分らしく暮らす「終の住み家」の新しいかたち
福島安紀/医療ジャーナリスト 1967年千葉県生まれ
立教大学法学部卒業、医療学出版社、「サンンデー毎日」専属
記者を経て96年フリーランス。医療介護問題を中心に取材活動
を行う。著書に「データによる「良い病院」」、「図解でわかる病院
を使いこなす法」などがある。
自立した老後を送るための条件
グルーピングは、10人前後の高齢者がコーディネターやボラン
ティアの力をかりつつ、互いに助け合って暮らす新しい終の住み
家だ。なお、介護保障の対象で、認知症の人が暮らすグループ
ホームとは、言葉は似ているが、まったく別のもので混同しない
でいただきたい。
プライバシーのある共同生活
「ももせ」木造二階建て、木の香りに包まれた玄関、ダイニングル
-ム、居間、台所、風呂場、洗濯機、アイロンスペースは供用。
すべてバリヤフリーである。
入居者は60歳以上の高齢者9人とハウスコーディネータ1人で
ある。10室ある個室はすべて南むきで、約16畳のスペースにミ
ニキッチンと収納、トイレと洗面所がついている。
入居費は360万円(10年均等割償還)、家賃、共益費、その他
で月額利用料は11万円.。食材費は朝夕で4万円である。
広がる地域住民との交流
資金繰りなどの課題も
都が展開する高齢者集合住宅 シリバーピア ガーデン
老後はどこで誰とどう暮らすか
50代ぐらいから考える必要がある。 グルーピングが選択肢を
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