NHK 憲法記念日特集 第25条 生存権
日本国憲法 第25条
すべて国民は健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する
生存権は敗戦の焼け野原から生まれました。
実はGKQの案にはなく、日本人自らの手で持ち込まれたのです。
条文にある”最低限度の生活”とは時代と共に様変わりして来ました。そして今「問われる25条」
広がる失業と貧困で25条が問われています。仕事と住まいを同時に失い行き場のない人々。国の財政が悪化する中、最低水準を引き下げられた人々、自分の生活を削るしかない。それって文化的な生活なのか?そこで今日はこちらの三人が憲法25条と日本人について語ります。
作家の五木寛之 憲法が薄っぺらに見える 人権に対する我々の確固たる信念から来るのです。
作家で反ネットワーク副代表の雨宮処凜さん 国に出来ることて最低限 国民を餓死させない 路上で死なせないことぐらいやってくれるでしょう。
ノンフクッション作家の吉岡忍さん 御互いにどうし生きて行くのには一番大事な条項なになのか、根本的な条項ではないかと思う。
戦後の混乱から生まれた手放してはならない大事な条項だと思う
これまで25条は私達に何をもたらしたのでしょうか?
これから25条とどう向き合って行き合うべきなのでしょうか?
今日は一緒に考えてみませんか?
いま問われる25条 ”最低限度の生活”
吉岡忍 ノンフクッション作家 ”宮崎勤事件”など凶悪犯罪や教育問題を取材 長野県出身 60歳
なぜいま 25条「生存権」か
これからの社会が規定されいる様な非常に大事な条項だと思うのです。昨年からの金融危機、不安のなかで最低年収200万円の人が1000万人超えるとか派遣が増えるとかあるいは過疎高齢化の村落など、もう生活が出来ない。生活条件が成り立たないというなことでこれから日本をどうして行くのかという意味では一番大事な根本的な事項ではないかと思う。
作家 五木寛之 1967年直木賞受賞、小説、エッセイなどで現代人の生き方を問う 福岡県出身 76歳
憲法問題の番組の出演依頼があり、問題は当然第9条と思ったのです。ところが25条の生存権の問題だということで話を聞いてそれは今一番大事な事なのではないかと考え何か戦後長く暮らして来ましたから、戦後できた憲法のなかで我々の生存権というものがどういう風に維持されてきたか、今なぜ生存権がこんなに大きくクローズアップされてきたかといるあたりも皆様とお話し出来たらいいなと思い来ました。
作家 雨宮処凜 反貧困ネットワーク副代表 若者の就労実態などを取材 北海道出身 34歳
私は3年位前から25条を武器にしたというか、不安定な労働者や失業者達の生存権が本当に脅かされていると言う事から、2006年からそういう運動の関わりだしたですが、若い人達がデモに出てそこで「生きさせろ!!」と叫んでいる、それを見た時に非常にショックを受けて、まだそんなに格差社会の問題とかいわておらず、小泉政権の自己責任と言う事で、非正規労働者やパートである事は個人の選択である。しかし、本当に生きられなくなっている。特に若年層が多い。私が指摘したこで、かなりメインテーマにまりました。
五木寛之 戦争とか経済危機といろいろあった
今はアメリカのグリンスパンが言っている様な百年一度の危機などではなくで、むしろ五百年に一度しか起きらないような危機ではないか。そういう時は原点に立ちかえ帰って考えなければならいないと思う。生存権が戦後実存主義とかいろいろ有りましたが、其の中でどんな風に暮らすか割合問題にされ、今生存の原点がちょと忘れられてきた様に思う。
まず生きると言う事、憲法では「健康で文化的な」とありますね。
健康は解りますね、予期しない病気とか、しかし文化的とは何だろう、テレビとかそんな物がエンジョイ出来る事か、それとももっと精神的な事を含んでいるのかそういことを丁寧に相談出来たら良いなと考えます。
憲法の根本的課題は弱者を権力からどう守るかと言う点にある
以下省略
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