いま甦るアダムスミスの思想 人間の心と市場経済の調和をめざして
中央公論 2009 5 人間の心と市場経済の調和をめざして
いま甦るアダムスミスの思想
堂目卓生(どうめたくお)大阪大学大学院教授
1959年 岐阜県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業、京都大学大学院研究科博士課程修了、経済学博士(京都大学)、立命館大学助教授、大阪大学助教授をへて現職。
「アダムスミス」サントリー学芸賞受賞
「国富論」の「目えざる手」というフレーズがあまり有名な経済学者の祖。アダム・スミス。そのもう一つの著書「道徳感情論」に光を当て、「冷徹な自由放任主義者」のイメージをくつがえした堂目氏の「アダムスミス」(中公親書)が昨年、多くの読者を獲得している。市場経済が動揺を見せるいま、スミスの人間観と社会観に注目が集まるのは何故か。経済学の潮流の中でとらえなおす。
経済学と人間学の講想
「道徳感情論」の人間学
「富国論」の経済学
スミスの後継者たちーベンサムからケインズまで
数学的緻密化の時代
経済学の新しい流れ
人間の心と市場経済の調和
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