Today's Close Up No.2737 節約志向の客をつかめ~会食”激哉安”バトル
クローズアップ現代 国谷裕子
”節約志向”外食産業の戦略
今年の1月から3月までのGDP、国内総生産の伸びが速報値で戦後最悪と発表されたばかりです。GDPの6割を占める個人消費もー1.3%と落ち込んでいます。いらない消費、出費は抑える。消費者の節約志向が広がる中で、大きな影響を受けているのが外食産業です。こちらは2人以上の世帯が外食に使った金額を前の年の同じ月と比べたグラフです。去年の11月は前の年と比べ1割近く上回っていましたが、12月からーに転じ3月にはー8%、一割近く減っています。唯でさえこの10年間縮小傾向を見せていた外食市場、市場規模は1999年30兆円に迫っていましたが、現在はおよそ25兆円です。コスト削減や値下げなどの努力をして競争激化を乗り越えようとした各社、そのに追い討ちを懸けているのが今回の急激な景気後退です。節約志向を強める消費者、値下げが値下げを呼び激化する低価格競争、どうやって消費者を店に呼び込み売り上げを維持するのか、翻弄される舞台裏をご覧下さい。
外食”激安”戦争 舞台裏
東京 港区
不況にも関わらず客の数を増やし続けている居酒屋チエン店です
今年に入り114の全ての店舗で売り上げが上昇、総額で昨年の1.5倍に増えています。人気の秘密は全て税別280円という価格国産の鶏肉を使った焼き鳥も、飲み物やお好み焼きのサイドメニューも全て280円です。(客)この280円は安過ぎ、だって缶ビールでこれだけ買ってもこんなに安くないですよ。ありえないですよね。どうしてこういうことが実現出来るのか、良く解らないです。安い値段には秘密が有ります。その秘密とは一つは出店の方法です。このチエンでは、出来るだけ大手チエンが営業している近くの出店する様にしています。安値で客を呼び寄せられるので長い時間を掛けて客を開拓する経費がいりません。
あの店が成り立つということは、私どもの店を成り立つということ
無料で市場も選べるし、助かっています。
広告費もかけません、価格の安さが話題となり、口込みだけで客が集まるからです。利用できるものは何でも利用してこれまでにない安さを実現しています。
イナーナルサービス 大倉忠司
しぼることによりましてね、いろいろな意味でコストは削減できるのですよね。やはり安さはこう言った不況の時期には一つの大事なセールスポイントにはなると思います。
以下省略
昨夜我が家で久しぶりにNHKを地デジにて視聴可能でした。上記はその録画を見ながら書いたものです。失礼します。
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