Today's Close Up NHK No.えん罪はなぜ見過ごされたのか
クローズアップ現代 国谷裕子
えん罪はなぜ 見逃されたのか
平成3年12月
足利事件せ再審、再審が決まった
菅家利和さん、逮捕直後の映像です
しぐさぐ首を振るこの仕草、自分は
やっていない、この主張に当時は
誰も気が着きませんでした。
逮捕後、菅家さんが国の家族向け
出していた手紙です。無実を訴え
続けた菅家さん。しかし、その声が
うけ入られる事はありませんでした。
菅家利和さん 信じてくれない
絶望的でした
DNA鑑定
逮捕の決め手になったDNA鑑定
当時は精度が低かったにもかかわらず
捜査関係者その結果を過信していました。
当時の捜査関係者 間違いない
鬼に金棒だ
一旦は犯行を認めしまった菅家さん
「自白」の真偽
裁判所も自白の真偽を見抜く事が出来ません
でした。えん罪はなぜみすごされるのか?
関係者の証言や資料を基に検証します。
えん罪はなぜ見過ごされたのか
国谷裕子
刑事事件は一人の人間の生命や財産や
自由を奪うなど、取り返しのつかない重大な
結果をもたらします。身に覚えの無い罪、
4歳の女の子が殺害され遺体で発見された
所謂足利事件の犯人として逮捕された時
菅家利和は45歳、今日東京高等裁判所
は犯人でない可能性が高いとして菅家さん
の裁判のやり直しを決定を行い、これに
よって菅家さんの無罪が確定する見通しに
なりました。取り返しがつかない菅家さんが
失った17年もの歳月、なぜ取調や司法の
場でえん罪が見過ごされたのか。
菅家さんが犯人だとする流れは当時最新の
科学捜査だったDNAが菅家さんと一致した
事、そして菅家さんが自白した事で一気に
作られて行き、菅谷さんが犯行を否認した
後も検察、裁判所そしてNKH初めマスコミ
も犯人前提の眼差しを変える事は有りません
でした。それだけに今日の東京高等裁判所の
決定を重く受けとめなくては成らないと思い
ます。
えん罪はなぜ見過ごされたのか
捜査も裁判も自白偏重 自白に頼る
まずは捜査の段階で見過ごされた
えん罪のシグナルからご覧下さい。
足利事件の鑑定で使われたDNAの鑑定書
えん罪招いたDNA鑑定書
事件が起きたのは19年前の平成2年
栃木県警察本部
報告 NHK宇都宮 田代翔子
当時宇都宮では2件の幼女殺害事件が未解決のままになっていました。
捜査関係者A(当時)3つ目の事件だからこの事件を挙げなければ
警察の存在価値はないという悲壮感があった。
こうした中浮かび上がって来たのが菅家さんでした。現場に土地勘があり、アイバイも無かったからです。事件から1年あまり有力な証拠が得られないなか警察が望みを懸けたのが2年前に実用化されたばかりに
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント