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2009年8月 2日 (日)

激論 日本経済の生き残る道 キーパーソン10人に聞く NO.7

中央公論 2009 8 激論

日本経済生き残りの道

キーパーソン10人に聞く

山本一郎 やまもといちろう/イレグューズバートナーズ代表取締役

顔の見える責任者を据え 

政治の不在を避けよ

日本は経済の危機管理体制を整えることが必要である。充分な対策を行う議論の用意、そして顔の見える責任者を据えておくことが肝要だ。、経済政策の方針が「大きい政府」だろうと「財政改革」だろうと、今後起きうる経済問題への対応といった点では変わらない。未来の消費税増税論者が明日の経済問題を回避する礎にはならないのである。不測の事態にあって最適な政策手段を講じるには、とにかく政治不在を避けることである。実態経済の点では、日本企業の存在感、将来性などに、悲観すべき状況ではないが、政策不在によって日本経済全体が市場から失望されることは、優良資産の叩き売りも同然の結果を惹起しかねない。
危機を脱したからといって、一本調子で経済回復するなどとは思わないことだ。二番底、危機の再来があるという前提で用意しておく必要がる。

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