特集 「戦後」を再考する 占領期の国家再建を問い直す
中央公論 2009 9 特集 「戦後」を問い直す
占領期の国家再建を問い直す
敗戦国民の揺れた精神史
井上寿一 学習院大学教授
なぜ占領期を振り返るべきなのか
第1に問題の歴史的起源が占領期にあるからである
第2に占領期はその後の歴史とは異なるもう一つの選択可能性が
時期だからである
天皇、軍人、財閥、地主、、、、、あらゆる層で逆転が
女性と子供、そして農村の地位も上昇
「与えられた民主主義」のみじめさ
雑誌「理想」による「世界」の平和主義批判
憲法に依拠しない平和主義といる可能性
敗戦国民の屈曲したナショナリズム
旧大東亜省官僚による「統制」経済の連続
「トーゴーは政界の英雄だ!」
大衆消費文化が国民を親米保守に導いた
暫定措置としての日米安保条約
国家再建の歴史から何を学ぶか
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