鳩山”故人献金”問題、連立、予算編成・・・ ”小沢支配”に振り回される民主党政権の不安な船出
中央公論 2009 10 特集 日本政治 激動の再出発
鳩山”故人献金”問題、連立、予算編成・・・・・
”小沢支配”に振り回される民主党政権の不安な船出
伊藤惇夫 政治アナリスト
いとうあつお 1948年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業。
自民党本部に20年間勤務。「政治改革大綱」取りまとめに関与。
新進党を経て、太陽党、民主党事務局長などを歴任。明治学院大学非常勤講師。著書に「政党崩壊」「民主党」などがある。
*政権運営の経験者がほとんどいない
予算も年度内に成立しなけれぼ・・・
*鳩山代表の”故人献金”問題を乗り切ることができるか
2005年以降に四年間に虚偽記載は、総額2000万円にも上が
っている。政府関係の情報機関とは、警察をはじめ、検察、内閣
情報調査室、公安調査庁、加えて国税庁などがある。これらの
組織は実に”豊富”な情報を持っている。そして、政権というもの
は、これらの機関の情報を駆使することができる立場にあるのだ
情報機関をコントロールできるかどうかは、政権運営にとって大
きなポイントになってくるのだ。
*いよいよ増す小沢一郎の力と政界再編への野望
*理念も哲学もないから政界再編成は大迷惑
1993年に著わした「日本改造計画」と、今民主党が言っている
ことに大きなずれがあり、実は理念、哲学がかいのではないかと
すら疑うこともある。
*来年度予算が最初の山場
、鍵は霞ヶ関との関係
その際に、重要なのは、民主党政権に官僚機構をねじ伏せる
だけの能力、腕力があるかということである。ねじ伏せることが
できれば、埋蔵金を吐き出さることもできるだろうし、無駄な経費
もカットさせてかなりの財源を確保するこごが可能になるの違い
ない。
*政府に国会議員100人配置という発想の無意味
今のマニュフェストには、致命傷とともいえる欠陥がある。それは
全体像を描けないからである。民主党は一体、外交安全保障政
策の全体像をどう描いているのか。
エネルギー政策の基本理念は
憲法改正についての明確なスタンスの提示を
*参院選こそ正念場!
来夏には参院選挙も控えている
*国家像を描いたことがない党、鳩山氏のぶれは致命傷
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