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2009年9月 4日 (金)

民主党政権交代確定後の円~ドル為替レートについて

昨日9月3日(木)夕方のフジTVの午後6時前の安藤さんと木村太郎さんのニューズ番組で、何かのニューズの後、安藤さんに振られて木村太郎さんが民主党の政権交代が確定して以後「為替レートが連続して円安~ドル高に続いているのは、各国が日本の実力を評価している現われで、頼もしい、良い事だ」と短いコメントがあった。

果たして木村さんの評価は正しいのだろうか。経済の実態を忠実の即座に表すと言われる株式相場は、民主党が政権交代を決めた、翌日の8月31日にこそ値を上げたが、その後は上げ、下げの迷走ぶりではっきりとした傾向はうかがえない。

信用取引が出来る証券会社やその他のファンドは別であろうが、所謂”空売り”が出来ない我々一般国民にとっては、株式でお金を儲け様とすれば、値上がりしそな株を安値で買い、値上がりした時点で売り抜け、差益を稼ぐしか方法はないと私は考える。
その点から、政権交代が良かったか否かの株式相場からの評価は未だ不明と思う。

他の点から、円安~ドル高を考えると、今日本は米国債を約6000億ドル所有している。今かりに円が93円だが、民主党が政権交代を決めてからは、1ドルに対して約2円安くなっている。上記の米国債を仮に今全額売却するとすれば、政権交代確定の為に約2万2千億円の損失となる。

自民党及び日本銀行はけしって円安~ドル高に誘導してはいなかったと想像する。

フジTVの木村太郎の安易なコメントに一言苦言を申し上げる。

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