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2009年10月17日 (土)

はじめての「国民主権」の政権をつくる 菅直人

中央公論 2009 11 第2特集<はじめての「国民主権」の政権をつくる>

菅直人 副総理・国家戦略局相 聞き手・編集部

かんなおと 1946年山口県生まれ。70年東京工業大学卒業。
80年衆議院選挙初当選を果たした。94年新党さきがけとして与党参画。96年橋本内閣で厚相に就任し、薬害エイズ問題を徹底究明した。以後、民衆党代表を二度経験する。2009年9月より現職。

#明治憲法下の内閣運営から、はじめて脱却した

国家戦略局の使命・役割や権限とは何か?
使命は、日本の行政、社会全体のありかたを示すことだ。
政治主導の政治を実現するため、各省庁での意思決定を大臣・副大臣・政務官の「政務3役」で行う仕組みを作り、いくつかの省庁にまたがる政策課題について関係閣僚の協議する「閣僚会議」を開くとこを決めた。さらに官邸の機能を強化する仕掛けとして「国家戦略局」と予算のムダを排除する「行政刷新会議」を設ける構想を発表し、政権発動前の準備を進めてきました。
政治主導の改革に抵抗する官僚の姿勢がかなり変わってきた。
そういう意味で国家戦略相の仕事は、まず、半分の目標を達成できたと思っている。

最終的にはどういった統治構造を目指しているのか?
まず、議院内閣制の原理原則を確認したい。よく、三権分立の原則から、国会は政府、内閣が行政府であるから、内閣は国会から独立していると思い込んでいる人がいるが、これは誤った解釈だ。意外に知られていないが、憲法には三権分立の規定はない。現憲法の大原則は「国民主権」とされているだけである。本来あるべき国民主権の原理原則にもどすために大改革も止むをえない。
その一環として事務次官会議を廃止した。

脱官僚主義の3要素
脱官僚依存こそが民主党のスローガンだが、具体的にはどうやって廃止をすすめるのか?
政権交代によって根本からシステムを変えることに成功するためには三つの立場にある人の方針が一致することである。
①担当相 ②総理大臣 ③与党
の三つである。
この三要素が一致すると官僚は抵抗出来なくなる。

達成目標の明示、複数年度方式予算編成のあり方を改革する
今後、国家戦略相として、何に取り組んでいくのか?
補正予算の見直しと
来年度予算の編成だ。
本予算は、この課題がある。第1点としては予算編成のあり方そのものを根本的に改革したいと思っている。
第2点目としては来年度予算編成をどうするかということだ。

分権によって地域の活性化を図る
長期的には国家戦略局はどういうことを目指すのか?
これからの国の形をそうするかということだろう。
霞が関に改革の先の課題としては、やはり地方分権だと思っている
「国家ビジョンの整理は国家戦略局の仕事かもしれない」

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