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2009年12月 2日 (水)

Today's Close Up NHK No,2825 自殺と”闘う”~イギリスの国家戦略~

クローズアップ現代 国谷裕子

日本で年間に3万人を超える自殺者、自殺は鬱病や統合疾患症病など精神疾患から至るケースが多く、対策が求められています。しかし医療現場では増え続ける精神疾患患者への十分なケアが出来ていません。

精神科医 診察室だけで勝負しなければならないでキツイです

こうした中、注目されるのがイギリスの国家戦略です。精神疾患を三大疾病の一つと位置付ける事で重点的な対策を採ってきました。

     精神疾患
     がん
     心臓病

イギリスが取り入れた手法はアウトリーチOutreech 医師や専門スタッフが精神疾患患者を積極的に訪問し、患者の家庭をサポートします。医療面だけでなくさまざまな生活支援も行い自殺率の低下に効果を上げています。

患者 訪問がなければ 私は孤立していた

    気分が憂鬱 自殺したい

自殺とどう戦うのか、イギリスの国家戦略から日本での対策のヒントを探ります。

 自殺と”闘う”~イギリスの国家戦略~

今晩はクロアップ現代です。国谷裕子
自殺は避けられるし、防ぐ事が出来る死でありながらこの国では平成10年1998年に自殺者の数が三万人を超えて以降、毎年三万人以上の方が自ら命を絶っています。欧米の先進各国と比べ非常に自殺者の数が多いのです。健康問題、介護疲れ、仕事の悩みや人間関係、とりわけ自殺者増加の大きな原因となっているのが、中高年男性の自殺です。一家の大黒柱を失う事で家族は傷付き経済的にも痛手を受け、社会に及ぼす影響はとても大きいのです。自殺を選んだ人はご覧の様に

 主な自殺の原因

 経済・生活問題 身体に病気 精神疾患

体や経済的要因といった社会的要因に悩むだけでなく、自殺直前に鬱病や統合失調症などの精神疾患にも患っています。推計では自殺した人の三分の一近くは精神疾患から自殺に至ったと見られています。こした事から自殺予防で大切な自殺の背景にある社会的要因への支援の充実と鬱病など精神疾患に対する適切な治療の提供です。この自殺予防の支援体制でけして十分ではありません。今日ご覧頂くのは精神疾患に対して重点的資源配分を行い自殺率をこの10年で低下させてきたイギリスの現状です。

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