Today's Close Up NHK No,2835 さよなら オリエント急行
クローズアップ現代 国谷裕子
さよなら オリエント急行
ヨーロパの夜を走り抜けて来た国際寝台列車オリエント急行、今月13日 126年の歴史に幕を下ろしました。
オリエント急行
ドイツ人乗客 この列車でしか味わえない独特の雰囲気があった
19世紀末の開業当時この豪華車両は走るホテルと呼ばれ列車の旅の概念を覆しました。
走るホテル
マレーネ・ディートリッヒ
女優のマレーネ、ディートリッヒ、文豪 森鴎外 そしてミステリー作家のアガサ・クリスティーら政界の著名な人が次々と乗車しました。
アガサ・クリスティー
戦後は大衆列車となり、若者や移民達も旅への憧れを乗せて走りました。
鉄道研究家者 オリエント急行は近代のヨーロッパ文化の象徴
エリエント急行、時を超え、国境を越え人々の営みを見つめて来たその姿です。
さよなら オリエント急行
今晩はクローズアッププ現代です。(国谷裕子)ベルリンの壁が崩壊し冷戦が終結して20年経ったヨーロッパで今年ヨーロッパ統合の真価を問うリスボン条約が発効、EU27ヶ国連合の大統領が誕生しました。ヨーロッパにとって歴史的なこの年に126年もの間、激動の歴史を見つめてきた国際寝台列車がひっそりと引退しました。1883年明治16年に誕生したオリエント急行です。パリからイスタンプールまでのおよそ3000キロを結び走るホテルと呼ばれるほど豪華な夢の列車、81時間30分でご覧の様に当時のヨーロッパ大陸、フランス共和国、ドイツー帝国、オーストラリヤ=ハンガリー帝国、ルーマニア公国、オスマン帝国を横断するはじめての寝台列車となりました。現在の地図で見ますと8ヵ国をまたがるルートです。パリを出発した後の主な停車駅はミュンヘン、ウィーン、ブダペスト、ブカレスト、イスタンブールです。
以下 省略
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