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2010年1月29日 (金)

Today's Close Up NHK No,2848 なぜ再犯を防げなかったのか

クローズアップ現代 国谷裕子

なぜ再犯を防げなかったのか

昨年10月千葉県内で発生した殺人事件、高校の教師を目指していた21歳の女子大学生の命が奪われました。被害者を刺したと供述している男は事件の1ヵ月前に刑務所を出たばかり。他にも女性を狙った事件を次々とおかしていた疑いが持たれている。取材を進めると男は20代の頃から同じ様な事件を繰り返しおかしていた事が判りました。

事件の目撃者 (被害者には)殴らてた跡があって助けて 助けてって

2度刑務所に服役しましたが、更生することは出来ませんでした。

元同僚 またやったのかという気持ちがあったから本当に残念でしたよ

刑務所を出た後再び事件を起こす再犯、その問題が深刻化しています。社会の安全をどう守るのか、再犯を防ぐ為の対策を考えます。

今晩はクローズアップ現代です。国谷裕子 通り魔殺人、強盗、強姦や障害などの犯罪に、被害者そしてその家族が蒙る心身の痛み、恐怖や怒りや悲しみは計りしれません。検挙された犯罪者が裁きを受け、刑務所で罪を償って出所後、二度と犯罪を繰り返さないよう社会は望む訳ですが、この10年、一度検挙された人が再び検挙される再犯者率はこの様に上昇をつづけておりまして、平成20年は41.5%に達しています。元受刑者がまた事件を起こすケースが後を絶たない事を示しています。適正な矯正教育が十分ではない。また出所後、職に付き安定した生活基盤を築くことが再犯防止には大切だとされていますが、スムーズな社会復帰を手助けする体制が弱体化していると指摘されています。刑務所などの施設の有り方、出所後の支援のあり方は何か。昨年10月千葉県松戸市で21歳の女子大学生が殺害され放火されると言う凄惨な事件が起きました。昨日この大学生のキャシュカードを使って現金を引き出したとして48歳の男が逮捕されました。男は女子大学生を刺した事を認める供述をしていますが、殺意は否認しています。竪山辰美容疑者。事件が起きる僅か1ヵ月前に7年の刑期を終えて刑務所を出所したばかりでした。

以下 省略

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