時事放談の録画を見て

時事放談　御厨貴　東京大学教授

放談者　渡部恒三　元衆議院副議長
　　　　　 ジェラルド・カーティス　コロンビヤ大学教授

渡部・カーティス　朝青龍引退

毎日新聞　２月５日　朝青龍が引退　暴行問題

御厨　本当にびっくりしたのですが、恒三さん、どういう風に見ています？

渡部　見てて、彼の会見として”爽やかな”感じがしましたね。まあわたしなんか古い人間だ
　　　　から、今の若い人に知って貰い為に話すと、子供のころはね、双葉山といったら
　　　　総理大臣よりも何倍も偉い人でね、その時の総理大臣誰だかは全く記憶にありません
　　　　ですからね、国民の素晴らしい憧れだったののですね。横綱の双葉山は、双葉場山
　　　　の存在感から考えると総理大臣も国会議員も国民の評価は落ちて来ていている

御厨　あのカーティスさんは、相撲に世界で起きた不祥事、どういう風にお考えですか？

カーティスス　そうですね。これアメリカでも結構、話題になりました。今　渡部さんがおっし
　　　　　　　　ゃた様に、相撲の政界でも政治の世界でも混乱ばかりで、早く良くなる様に
　　　　　　　　願いたいですね。

御厨　はい、判りました。理事の選挙も含めて、相撲の政界でも改革が必要なのだと思い
　　　　ます。

ＴＢＳアナウンサー　小島慶子
お早う御座います。小島慶子です。年明けから激しくなっていた検察と民主党の小沢幹事長の政治資金に関する捜査ですが、このほど不起訴処分となりました。これを受けて小沢幹事長は、すでに幹事長職の続投を宣言、そして鳩山さんもそれを支持する形で応うじました。しかし、この不起訴というのは嫌疑不十分というのがその理由です。捜査の過程で様々なお金の問題が浮上したわけですが、それがそのまま残っています。政権交代を期待した国民の気持ちとは随分かけ離れたこの状態で、警察にまかせるだけでほうっておいて本当に大丈夫なのでしょか？そして失墜した内閣の支持率は回復するのでしょうか？注目の最近の世論調査の結果も出ています。民主党内がこの問題で口をつぐむ中、今日はご意見番である渡部恒三さん、つい二日前アメリカか来日したリカルド・カーティスさんに駆けつけて頂きました。司会は御厨貴さんです。では早速ドラマッチクトークのスタートです。

渡部・カーティス　小沢氏「不起訴」で　　　不起訴の裏で

御厨　まずこれをご覧ください
　　　　トヨタ社長、陳謝　品質問題　「危機的な状況」
　　　　トヨタ問題、アメリカではどういう具合ですか
カーティス　これは最近、毎日の新聞の一面に出ていてアクレルペダルが問題た。
　　　　　　　今度はプリウスのブレーキがおかしい。
　　　　　　　トヨタは品質が大変よいと思われていたので、直ぐ対策しないと大変です。

御厨　普天間問題はいかがですか

カーティス　普天間問題は一般のアメリカ人には全然わからない。
　　　　　　　しかし、アメリカの政府の間では結構大きな問題になっている。
　　　　　　　反対の理由がわからない。

御厨　渡部さん、トヨタの問題いかがお考えですか

渡部　私が通産大臣に就任した当時は丁度、今のフッシュのお父さんが大統領の時、
　　　　ジェネララルモータスとかビッグ３とかアメリカの大自動車会社の社長と一緒に
　　　　ニッポンにやってきてね、貿易インバランスというのが一番大きい問題で、その
　　　　お相手をするために通産大臣になった様な感じもするので、またいっぽうで車と
　　　　社会を考える会の勉強会も開いたりもしました。
　　　　だが、戦後６５年ニッポンが今あるのはアメリカが車を買って頂いた御かげで、
　　　　まあ、カーティスさん宜しくお願いします。

御厨　日替わり問題ですったもんだしたこの問題

読売新聞　２月５日　小沢氏不起訴　石川議員ら３人起訴
　　　　　　　幹事長続投　表明
　　　　　　　陸山会事件

東京新聞　小沢氏不起訴　石川議員ら３人起訴
　　　　　　　　陸山会捜査終結

　以下　省略