時事放談の録画を見て

時事放談　御厨貴　東京大学教授

放談者　野田佳彦　財務副大臣
　　　　　増田寛也　元総務大臣

野田・増田　揺れる角界

御厨　お相撲の世界が非常に揺れています。えー朝青龍がねえ、野田さん、あれはどう
　　　　ご覧になりますか？格闘技としてなのですが。

野田　格闘技は大好きなのですが、強い人ほど相撲世界だけでなく、政治もそうだか知れ
　　　　ませんが、力を持っている人ほど謙虚であるべきと思います。

御厨　一言ですね。ところで増田さんにお伺えいしたいのは、一方で理事の投票がありま
　　　　すね。貴乃花が今度出るという事で８年ぶりの投票ということです。こういう出馬の
　　　　仕方を含めてどうご覧になりますか？

増田　あの、まあ必ず事前の話し合いで決まるのも、いかがなものかと思うのですが、
　　　　そういうのを談合と言うのでしょうが、やはり自分が成って何をしたいかをもっと
　　　　はっきり謂って貰いたいですね。そこの所を、角会をどうやって改革して行くのか
　　　　壮大なﾋﾞｼﾞｮﾝでもぶっつけるといいと思うのですが。

御厨　私は去年、国技館で実際の相撲を見ましたが、お相撲さんの肌は意外に綺麗と
　　　　思いました。

ＴＢＳアナウンサー　小島慶子

お早う御座います。小島慶子です。さて毎日の様に新しい動くがありまして、裏ではのっぴきならない状態になっている検察対小沢の全面戦争。今週木曜日には小沢幹事長の元秘書、石川議員などの起訴、不起訴がはっきりと判明します。そうする事によって小沢幹事長の進退が絡んだこの戦争はピークを迎える事になります。しかし、民主党、鳩山政権は対応がはっきりしません。内閣支持率は支持と不支持が逆転する事態となりました。この正念場をどう乗り切るか民主党の中堅、若手のリーダーである野田佳彦さんと、小沢政治に詳しい増寛也さんに駆けつけて頂きました。　司会は御厨貴さんです。それではドラマッチクトークのスタートです。

野田・増田　挽回なるか、「鳩山演説」

鳩山首相　施政方針演説　「いのち守る」理念強調
　　　　　　　普天間移設先　「５月決定」約束

　　　　　　「新しい公共」５月の案
野田　これは鳩山政権の真骨頂というか理念と思います。今の時代一番大事な理念と
　　　　感銘を受けました。世界の”いのち”を守る

御厨　増田さん、いかがでか？

増田　あのですね。全部を聞いていて、これは演出過剰の様な印象をうけました。
　　　　党の決定とそぐわない。

御厨　野田さん、５月までに決める新らしい「公共」とは、どんな物なのですか？

野田　普通公共的なものというのは、大体政府がやるというのがこれまでの考え方です
　　　　でも、公共的分野をＮＰＯが携わるとか、ほかにいろいろなセクターが係わって
　　　　公共の仕事をやって行くというのがこれからの時代じゃないのか。
　　　　新らしい公共の原点はあの阪神淡路の大震災で被災を受けた人を多くの人達
　　　　が助けあった。しかも犯罪もほとんど起こっていない。あれが、新しい公共の原点
　　　　と思う。政府で出来た事もあるが、出来ない事をそれぞれの人が自分の力を出し
　　　　切って行う。そういう理念の話です。

御厨　増田さん、どう思いますか？

増田　新らしい公共を官が税金で行うという事を独占してきたのですが、もっと意外とＮＰ
　　　　Ｏとか自治組織であったり、場合によっては企業セクターでも担い手になれるので
　　　　はないか。この考え方は大事です。税制改革とかを纏める必要がる。

野田・増田
いっそう深刻化「支持率」

支持率さらに深刻化！！

　　　内閣不支持が逆転４４％　小沢氏続投７３％反対

　　　内閣支持率４５％　不支持率４７％
　　　「小沢氏、幹事長辞任を」６５％

　　　ＪＮＮ世論調査
　　　支持する　　４６％
　　　支持しない　５３％

野田　大変だけれどもがっばてね。

増田　意外と早く来ましたね。やはり決定的なのは政治と金の問題ですね。
　　　　検察との対決姿勢にでたのが問題でうね

野田・増田「鳩山発言」が変化

鳩山首相　ここに来て「変化」が

＃鳩山首相の小沢幹事長に関する発言の推移
　　　　　　　出来事　　　　　　　発言　　　　　　　　　　スタンス
１月１５日石川知裕　　事態の推移を見守りたい　　様子見
　　　　　　議員逮捕　　（コメント）
１６日　　民主党　　　　幹事長を信じています　　　　信頼。
　　　　　党大会　　　　どうぞ戦ってくだざい。　
１８日　通常国会　　　誰と誰とが一蓮托生と　　　　擁護　
　　　　　開会　　　　　といる議論はナンデンス
　　　　　　　　　　　　　首相と幹事長としてこれ
　　　　　　　　　　　　からもやっていく
１９日　衆議院　　　　信じるのか同志としての　　　　擁護
　　　　代表質問　　基本
　　　　始まる
２１日　「２３日に　　　必要なら堂々と訴えて
　　　　小沢氏聴取」　潔白を証明していただき　　　擁護
　　　　と報道　　　　　たい　　　　　　　　　　　　　　　　　距離
２２日　聴取前日　　同志は同志だが、すべて
　　　　　　　　　　　　一蓮托生といる話ではない　　　距離
２３日　小沢氏　　　見守ること、それしかない　　　　距離
　　　　　聴取
２５日　第２次補正　捜査を見守っていｌくしか
　　　　予算案の　　ないから、現在は（幹事長）　　　距離
　　　　衆議院通過　続投を支持している
　　　　　　

以下　省略