特集 あきれた日本政治 政治の劣化は小泉改革の帰着
中央公論 2010 JUNE 6
特集 あきれた日本政治 活字メディアが消える
政権交代からおおよそ8ヵ月
鳩山政権は何も決められないことが明らかとなった
だが、一方の野党・自民党は、解体がとまらない
ともに支持率の下落が続き
情けない均衡となってしまっている
流動化する日本政治の行方を考える
Ⅰ 政治の劣化は小泉改革の帰着
衆議院を解散し、「奇妙な安定状況」を打破せよ
御厨貴 東京大学教授
# 劣化の末の安定状況
民主党の混迷の主因は、この「宇宙人」宰相の
存在によるものである事は明白である
# 「ご自信で判断を」
小沢氏に対しては、党内のいわゆる「七奉行」も
含め「起訴されれば、ご自分でお考えになるだ
ろう」とするのみで、「幹事長を降りるべきだ」と
表立って主張する人物はいなかった。
小沢氏に加えて、普天間という爆弾を抱え込んだ
鳩山首相もまた、「辞める、辞めない」の矢表に
立たされることとなった。
# 中途半端な若返りで弱体化した自民党
河野太郎副幹事長代理に就任した。
だが、要職に就いたはずなのに、彼の発言を
聞くか限り、若返りはいいことだという以上の
党の運営方針を指し示すような建設的な意見
が今ひとつ読み取れない
# 劣化の根源は小泉政治にある
その「罪」をもっとシビアに評価する必要がある
のではないかという気がする
# 小沢氏は同日戦を読む
# 鳩山政権生き残りの条件
# 遠のく二大政党政治
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