「田中角栄」待望論
新潮45 2010 7 初夏特大号
「田中角栄」待望論
不景気に喘ぎ、閉塞感に覆われる現代。しかし、鳩山前総理に顕著だったように、政権中枢を担う幹部たちは何ら指導力を発揮できず、日本は衰退への道を辿るばかりだ。こんな視界不良の時代に「今 太閤」と持ちはやされたあの男がいたら、沈み行く日本はどう変わるだろうか。そうした期待感から、今なお多くの日本人が田中角栄を忘れず”角栄的なる力”の再来を待ち望んでいる。
鮮烈な発想と傑出した決断力、実行力で好景気の日本を牽引した「コンピュータ付きブルドーザ」。かたや狂乱物価を操ったと批判され、ロッキード事件で塀の向こうに落ちるという激烈な人生を歩んだ。功罪相半ばする政治指導者でもあった。だが、その口から語られた「財源を作る知恵」や「赤字国債の返済法」。過酷極まる「選挙必勝法」は驚愕に値したことも事実だ。混迷の世に求めらる為政者のリーダーシップとは何か。角栄再評価で、その本質に迫るーーー。
<なぜいま「田中角栄」なのか>
日本の政治リーダー被者人世論投票など各種世論調査で、今なお右倒たちに支持を得る田中角栄。
何故日本人はいうまでも角栄を忘れないのかー。
データで見る「角栄待望」論
松井和恭 フリーライター
# 千年紀の四天王
# 「昭和」といえば、思い出す人
# 他称「百年に一人の天才」
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 100年先にも生き残る「見事な物」とは何か 内田樹(2011.02.03)
- 摘発皆無で日本人ビジネスマン出没! 中国、得られざる「売春の島」 佐藤英夫(2011.02.02)
- 特別対談 養老孟司VS内田樹 文化には、カネを出しましょ、口出するな(2011.02.01)
- 増殖する中国「反日」の正体 加藤嘉一(2011.01.31)
- 特別編 外務省に告ぐ ウィキリークスが日本に仕掛けたインテリジェンンス戦争 佐藤優(2011.01.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント