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2010年8月31日 (火)

竹中平蔵の懐刀 毒材 木村剛の自爆するまで 高橋篤史

文藝春秋 九月特別号

竹中平蔵の懐刀 毒材 木村剛の自爆するまで

高橋篤史 たかはし・あつし ジャーナリスト

一世を風靡した金融エリートが獄中に墜ちるだろう

# 「豪腕はずる賢い」

# 竹中に見せた国士的献身

# クーデターと金融庁謀略説

# 会議の締めくくりはオバマで

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2010年8月30日 (月)

理想の政界再選は石破茂新党VS勝間和代で新党だ 酒井信

文藝春秋 9月特別号

理想の政界再編は石破茂新党VS勝間和代新党だ

酒井信 さかい・まこと 文藝評論家

今の日本には都市党による「構造改革」と地方党に
よる「共同体再建」が必要だ

# 自民党は都市を捨てて農村に入れ

# 都市が「構造改革」を継続する

# 正規/非正規の分断線

# 日本の未来を示す議会を

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2010年8月29日 (日)

対談 民主党「経理部政治」では日本を救えない 橋本徹VS猪瀬直樹

文藝春秋 九月特別号

対談 民主党「経理部政治」では日本は救えない

橋本徹(大阪府知事)VS猪瀬直樹(作家・東京都副知事)

「仕分け」だけでは、成長できない。
「経営企画部」的発想で、これかは地方が稼ぐ

# 事業仕分けなどやっても、「これっ」と思うことを嗅ぎ取
   らぬと失敗する。

# 地方は「イージス艦」だ。

# 府と市で「ふしあわせ」

# 日本連合艦隊で世界に

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2010年8月28日 (土)

小沢一郎さん代表選に立候補しなさい 藤井裕久

文藝春秋 九月特別号

小沢一郎さん 代表選に立候補しなさい

藤井裕久 元財務大臣 民主党衆議院議員

突然の辞任後、初めて明かした鳩山、菅そして
小沢への思い

# 菅総理の消費税発言の問題点

# 鳩山家との因縁

# 政治家 小沢一郎とは

以上が文藝春秋での藤井裕久元財務大臣の要旨
です。

私見ですが、小沢さんが出る以上、必ず勝ち、民主
党の代表になるでしょう。代表が決定してから、臨時
国会を開催して首班指名を受けるまでの日程には
いかほどの期間があるのでしょうか。

どう考えても1ヵ月以上もあるとは思いません。
小沢さんに対する、政治資金等の問題で送検不当
に対する、民間人を含めた第2回目の結論は、その
期間中で、出るのでしょうか?

もし、起訴相当の判断が出て、弁護士による起訴
がなされても、もしそれが首班指名の後ならば、
憲法第75条により、小沢さんは訴追されないの
です。

謂わば、この小沢出馬問題は小沢さんによる、
政治資金問題等にたいする、巧妙な法律や規則
を駆使した逃げ道だと私は考えます。

                           以上

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2010年8月27日 (金)

渡辺喜美 この男を信じていいのか 佐野栄一 

文藝春秋 九月特別号

渡辺喜美 この男を信じていいのか?

佐野栄一 ノンフクション作家

サル学者を志望して山野を放浪した青春時代、司法試験に
3回落ちた屈辱、美智雄との葛藤と父の仇 小沢一郎への
思い。「みんな」の英雄がはじめ自分を語り明かした。

参院選から10日後の7月21日、衆議院議員会館の一室
で、予想以上の大勝をした「みんなの党」代表の渡辺喜美
に2時間あまりのインタビューをした。

アジェンダ(検討課題)といるスローガンは耳にたこができ
るほど聴いているが、この男の人となりについてはいま
ひとつ伝わってこない。

# 総理を目指すには当然

# 那須野ヶ原「原住民」子孫として

# 迷った時は「ミッチー語録」に帰る

# ロックバンドを結成した高校時代

# 楽しい青春ではなかった

# 高野悦子「20歳の原点」と「サル観察」

# 父を模倣するひがみ

# 小沢一郎との相似と相違

# ”異版おしん”渡辺美智雄の生い立ち

# 大反対された結婚相手

# 村上正那への出所祝い

# 時代の針が狂う時

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2010年8月26日 (木)

永田町の裏を読む(33)臨床政治学 最良にして最も聡明 伊藤惇夫

中央公論 2010 9 永田町の裏を読む(33)

最良にして最も聡明?

伊藤惇夫 政治アナリスト

民主党政権の主要幹部は、なばかりに優秀な人たちばかり。なのに
民主党政権は僕達の其の期待を裏切り続けている。結局「経験不足」のせいだけじゃない。その原因は「何かが変わる」という漠然とした、しかし大きな期待の中で誕生した民主党政権だが、現実の政権運営は、迷走に次ぐ迷走の結果、たったの8ヵ月で鳩山政権から菅政権に交代。
参議院選挙は改選議席を10も下廻る惨敗を喫した。9月に行われる代表選挙では菅執行部と小沢一郎前幹事長のグループが激突する可能性もささやかれている。期待は失望に変わりつつある。

だが、これら以外に、実は菅政権運営が迷走する要因として、彼等の多くが色濃く身につけている「サークル体質」があるのではなかろうか。
政権という最も強力で重要な組織の運営に当たって、なにより必要なのは
結束なり結集である。どんな優秀な人材を集めても、何のパワーも発揮できない。

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2010年8月25日 (水)

特集 政治氷河期 「賞味期限切れ」の小沢一郎を浮遊させる民主党 御厨貴

中央公論 2010 9 特集 政治氷河期 

「賞味期限切れ」の小沢一郎を浮遊させる民主党

御厨貴 東京大学教授

海図なき日本政治、そして誰もいなくなる

方向性を見失った菅政権

小沢依存に依拠してきた民主党

「昔の自民党」に政治の知恵を学べ

ます何をなすべきだったのか

政治主導の尻すぼみ、財務省の一人勝ち

「ねじれ」とどう対応するか

物神化された支持率

       みくりや・たかし 1951年東京うまれ

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2010年8月24日 (火)

特集 政治氷河期 「脱55年体制」の構築を 北岡伸一

中央公論 2010 9 特集 政治氷河期

「脱55年体制」の構築を

菅民主党の可能性はどこにあるか

北岡伸一 東京大学教授

自民党も勝てなかった

ねじれの常態化

衆議院優位の原則の再確立を

数合わせでなく、政策本位で

鳩山内閣の崩壊

菅内閣の成立を動揺

小沢路線をどう見るか

小沢氏は復帰するか

定数3の小選挙区を

政治の即効薬はない

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2010年8月23日 (月)

特集 政治氷河期 敗軍の将 菅直人に送るエール

中央公論 2010 9 特集 政治氷河期

敗軍の将菅直人に送るエール

過半数割れの今こそ、大人の政治に向かおう

加藤紘一 衆議院議員

菅直人首相はマグラな人

消費税・・・この文学的なるテーマ

空中戦の限界

過半数割れこそ、大人の政治への予兆

政界再編の可能性

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2010年8月22日 (日)

対談 昭和天皇はなぜ戦争を選んでしまったのか

中央公論 2010 9 

対談 昭和天皇はなぜ戦争を選んでしまったのか

半藤一利 作家 VS 加藤陽子 東京大学大学院教授

天皇陛下と大元帥陛下、そして大天皇陛下

海軍には止められなかった

アメリカによる陰謀ではない

叱り飛ばされた昭和天皇

ソ蓮仲介の平和は愚策中の愚策

負けて困るのは天皇と軍人ども

善意の意思にはじき飛ばされた

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2010年8月21日 (土)

中央公論 時評 浜矩子

中央公論 時評 浜矩子 経済学者

参議院選挙が終わって、「ねじれ」国会下の政治が繰り広げらてている。
二院制の両院において、多数党が異なることを、どうして「ねじれ」と受け止める必要があるのか。

常に同じ政党が多数を占めている方が民主主義の屈折ではいのか。

菅主相が投げるべき球、決め球として最も大事にすべき球は豪直球。
ズシリとど真ん中に決まる球が求められていると思う。

「ねじれ」国会だからこそ、正面切って勝負してもらいたい。ちなみに
フランスでは大統領と首相の出身政党が違う状態をコアピタシオンと
いう。要は共存である。

日本の政治主導にも、豪直球型コアピタシオンの心意気を示して
ほしい。

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2010年8月20日 (金)

佐藤優の新帝国主義の時代 第19回 菅直人さん柄谷行人を読め

中央公論 2010 9 佐藤優の新帝国主義の時代

第19回 菅直人よ、柄谷行人を読め

佐藤優 作家・元外務省主任分析官

日露の冷却に気付ているか

急速に硬化するロシアの対日姿勢

ソ蓮崩壊後はロシアは、日本に与えようとした

大事なのは、米、独、仏、伊 日本の優先順位は最も低い

菅総理のシグナルで「冬の時代」にもどった日露

見えない力に対する認識の弱い菅総理

今こそ柄谷行人に学べ

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2010年8月19日 (木)

ニッポンの選択 ルポ 大田の町工場から見たニッポン経済の”現況”

潮 2010 9 創刊50周年特別企画 ニッポンの選択

ルポ 大田の町工場から見たニッポン経済の”現況”

この不況下で中小・零細企業はどういう課題に直面しているか

柳原滋雄 ジャーナリスト

止めるも地獄、続けるも地獄

大田区には「地の利」がある

「町工場には宝物がいっぱいある」

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2010年8月18日 (水)

ニッポンの選択 「成長戦略」のグランドデザインを描け 竹林俊平

潮 創刊2010 9 創刊50周年特別リリーズ企画

ニッポンの選択 「成長戦略」のグランドダザインを描け

竹林俊平 慶應義塾大学教授

バブル崩壊以降続く低成長をいかにして伸ばすかーーー
日本経済浮沈の鍵は2011年にある

日本経済への処方箋

Point1 国民が本当に望んでいるのは成長率を上げること

Poiht2 2010年の世界経済を牽引した米国、中国などの
     政府による投資は2011年には期待できない

Point3 外需に期待がもてない2011年、日本は景気対策
     に有効な投資を政治家の責任で行うべき。

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2010年8月17日 (火)

ニッポンの選択 「日本が目指すべき社会保障」のかたち 神野直彦

潮 2010 9 創刊50周年特別企画 ニッポンの選択

「日本が目指すべき社会保障」のたたち

神野直彦 東京大学名誉教授

社会保障の根底には、「悲しみの分かち合い」の思想がある。
「損か得か」という市場の論理だけでは成りたたない。

*社会保障の課題とは*

Point1 いま必要なのは税制全般の抜本的な改革と社会保障のデザイン
     を構築するこどである。

Point2 日本の社会保障は保育や養老といった「水平的再配分」による
     サービス給付が遅れている・ 

Point3 知識社会へと転換した日本にとって重要なのは、労働市場の
     弾力性を高めつつ、失業者への社会保障を手厚くする政策だ。

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2010年8月16日 (月)

ニッポンの選択 「日本経済」再生への視座

潮 2010 9 「創刊50周年特別企画」ニッポンの選択

「日本経済」再生への視座

いまだ不況のトンネルを抜け出せない日本経済
格差社会、デフレ、財政赤字、増税への不安ー
問題は山積している。
国民が希望をもてる明日のために、経済再生への
方途を探る

日本が目指すべき「社会保障」のかたち
  神野直彦 東京大学名誉教授

「成長戦略」のグランドデザインを描け
  竹森俊平 慶応義塾大学教授

大田の町工場から見たニッポン経済の”現実”
  柳原滋雄 ジャーナリスト

各論は次回より掲載します

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2010年8月15日 (日)

この夏 旬のテーマを読む50冊 第10回 聖地をめぐる 「聖なるもの」を探る

中央公論 2010 8 この夏 旬のテーマを読む50冊

聖地をめぐる 「聖なるもの」を探る パワースポット

島田祐己 宗教学パワースポットを知るための5冊

「メッカ」 野町和嘉著 岩波新書
「聖なるもの」 オットー著 久松英二訳 岩波文庫
「聖と俗」 M・エリアデ著 風間敏夫著 法政大学出版局
「新編新宗教と巨大建築」 五十嵐太郎著 筑摩書房
「日本宗教美術史」 島田祐己著 芸術新聞社

オットは、聖なるものの本質を戦慄すべきものであると
同時に魅了するものである点に求めている。

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2010年8月14日 (土)

特集 此の夏 旬のテーマを読む50冊 第9回 節目の今年振り返る奈良の歴史と文化 平城遷都1300年

中央公論 2010 8 この夏 旬のテーマを読む50冊

第9回 節目の今年振り返る奈良の歴史と文化
     平城遷都1300年

千田稔 奈良県立図書情報館館長

平城遷都1300年を知るための5冊

「古寺巡礼」 和辻哲郎 岩波文庫
「天平の甍」 井上靖  新潮文庫
「女性天皇」 龍波貞子 集英社新書
「藤原不比等」 上田正昭 朝日選書
「平城京遷都」 千田稔 中公新書

天皇は、神である座をおり、超越的な「ホトケ」
に仕えるという構想である。それは革命とでも
よぶべきであるが、成就しなかった。

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2010年8月13日 (金)

この夏 旬のテーマを読む50冊 第8回 無料からお金を生み出す! フリー経済

中央公論 2010 8 この夏 旬のテーマを読む50冊

第8回 無料からお金を生み出す!フリー経済

山本一郎 イレギュラーズ・ドバートナーズ代表取締役

フリー経済を知るための5冊
「フリー<無料>から、お金を生み出す新戦略」 クリス・アンダーソン著
  日本放送出版協会
「価格を無料(フリー)にしても儲けが出るしくみの作り方」鈴木進介著
  アスカビニデス
フリー経済学入門 米地英人著 フォレスト出版
クラウド化する世界 ニュラス・G・カー 翔洋社
FREEで利益を生み出す鉄則 小川忠洋著 アスコム

新しいビジネスの枠組みとしてのフリー経済という標語は確実に市民権を得ている。ではこの場合フリー経済とは、具体的には何だろう。それはます「フリー(無料)からお金を生み出す新戦略」をさしている。基本的なサービスを無料で提供し、さらに多くの顧客や長い期間を有償で提供するための仕組みを言う。

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2010年8月12日 (木)

特集 この夏 旬のテーマを読む50冊 第7回 電子書籍のと登場は「読む、ことを変えるか」 電子出版元年

中央公論 2010 8 この夏 旬のテーマを読む50冊

第7回 電子書籍の登場は「読む」ことを変える

電子出版元年 鷲尾賢也 編集長・評論家

電子書籍を知る5冊

グーグル秘録著 ケン・オーレッダ 上方奈美訳 文藝春秋
書物の変 港千尋著 せいか書房
電子図書館 長尾真著 岩波書店
著作権の世紀 福井健策著 集英社親書
電子書籍の基本からカラクリまでわかる本
  洋泉社BOOK

電子書籍もそういった大変革のひとるつなのだろうか
iPad発売がNHKをはじめとして、多くのニュースにとり
あげられた。

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2010年8月11日 (水)

特集 此の夏 旬のテーマを読む50冊 第6回 「最小不幸社会」の幸福のあり方とは 幸福論

中央公論 2010 8 特集 この夏 旬のテーマを読む50冊

第6回 「最小不幸社会」の幸福のあり方とは

幸福論 山田昌弘 中央大学教授

幸福論を知るための5冊
「幸福論」 小倉千加子・中村うさぎ 著 岩波書店
「勝間さん、努力で幸せになれますか」 勝間加代・香山リカ 著
   朝日新聞社
幸福論 Z・バラマン著 高橋良輔・開内文乃訳 作品社 
道徳形而上学原論 カント著 篠田英男訳 岩波文庫
幸福の方程式 小田昌弘・電通チームハピネス ディスカヴァー叢書

先月、菅新総理大臣は就任記者会見で、「最小不幸社会」をめざすことを宣言した。だだ、不幸でないことと、幸福を感じることでは、意味が違う。

カントは他者とは無関係な「快適は生活」と言った物質的幸福と、他者への
義務に基づく普遍的幸福を区別し、後者の優位性を論じている。

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2010年8月10日 (火)

特集 この夏 旬のテーマを読む50冊 第5回 ドラッカー・ブーム 企業にとって・社会にとって顧客とは何か

中央公論 2010 8 特集 この夏 旬のテーマを読む50冊

第5回 企業にとって、社会にとって顧客とは何か ドラッカー・ブーム

松原隆一郎 東京大学大学院教授

女子高生マネージャー・みなみは熟考を経て、野球部の定義は「野球をすること」ではない。「顧客に感動を与えるための組織」なんだという答えにたどりつく。

断絶の時代 1969年という世界が学生運動に揺れた時期に、新技術にもとづく起業、グローバル化、多元化、知識社会の四つの次元での「断絶」が生じつつあると喝破した。

民主党は「社会」の革新を試みるべきだろう。では「社会」の顧客は誰か。
トラッカーは日本の政治に、それを問うているのではないだろうか?

ドラッカーを知るための5冊
「無料からお金を生み出す!フリー経済」山本一郎 イレギュレーパートナス代表
FREEで利益を生み出す45の鉄則 小川忠洋 アヌスコ
クラウド化する世界 ニュラス・G・カー 翔泳社
フリー経済学入門 米地英人 フォレスト出版

新しいビジネスの枠組みとしてのフリー経済とう標語は着実に市民権を得ている。ではこの現実のフリー経済とは、具体的には何だろう?
それにはまず「フリー(無料)からお金を生み出す新戦略」をさしている。
基本的にはサービスを無料で提供し、さらに多くの機能、長い期間を得たいと思うユーザーに対し、もっと多くの機能を有償で提供する。その仕組みのことを言う。

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2010年8月 9日 (月)

特集 この夏 旬のテーマを読む 50冊 第4回 ベーシックインカム

中央公論 2010 8 特集 この夏 旬のテーマを読む50冊

第4回 ベーシックインカム 

誰にでも同じ額を支給する所得保障

立谷真也 立命館大学大学院教授

ベーシックインカクを知るための5冊
 「ベーシックインカム」 立谷真也著 青土社
 「ベーシックインカム入門」 山森亮著 光文社新書
 「貧困を救うには、社会保障政策改革!ベーシックインカム」
  橘木俊証・山森亮著 人文書院
 現代思想2010年6月号 青土社
 「ベーシックインカムの哲学」フィリップ・ヴァン・バルス著
  伊藤玲子他訳 勁草書房

バーシックインカムの哲学ーすべての人にリアルな自由を
BIの「不断の最大化」を主張していることは、他の制度を
削って支出を節約できる制度としてBIが論じられることも
ある中で、きちんと受け止められるべきだ。

 たていわ・しんや 1960年生まれ

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2010年8月 8日 (日)

特集 この夏 旬のテーマを読む50冊 第3回 世界経済危機

中央公論 2910 8 特集 この夏 旬のテーマを読む50冊

第3回 21世紀はバブル多発型デフレの時代 世界経済危機

榊原英資 青山学院大学教授

世界経済危機を知るための5冊
 フリーフォール ジョセフE・スティブリシュ著 峰村他訳 徳間書店
 「欧州迷走」 白井さゆり著 日本経済新聞社
 超大国の破綻 スティーブン・ローチ著 中岡 望 訳 中央公論社
 100年デフレ 小野著 日経ビジネス人文庫
 「ドル沸騰」 榊原英資 著 朝日新聞社出版

デフレを”貨幣的現象ではない”と断定し、その三つの原因を挙げている

 1.景気循環

 2.バブルの崩壊

 3.グローバリゼーション

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2010年8月 7日 (土)

特集 この夏 旬のテーマを読む50冊 第2回 沖縄問題

中央公論 2010 8 特集 この夏 旬のテーマを読む50冊

第2回 日本の国家統合を揺るがしかねない 沖縄問題

佐藤優 作家・元外務省主任分析官

沖縄問題を知るための5冊
「国策のまちおこし」渡辺豪著 凱風社
岡本行夫、現場主義を貫いた外交官 五百旗頭 真・伊藤元重・薬師寺克
 行編
沖縄戦争 八倉博通著 読売新聞社
新 琉球王統系史20 尚泰正/琉球処分下 予並兵生著 新星出版
「おもろさうし」上下 外間守兼著 岩波文庫

「ムチとムチの政策」で、力によって沖縄の米軍基地を押し付けるように
なる。  

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2010年8月 6日 (金)

特集 この夏 旬のテーマを読む50冊 第1 龍馬と幕末

中央公論 特集 この夏 旬のテーマを読む50冊

旬のテーマ
 龍馬と幕末
 沖縄問題
 世界経済危機
 ベーシックインカム
 ドラッカー・ブーム
 フリー経済
 幸福論
 電子出版元年
 平城遷都1300年
 パワースポット

第1回 龍馬と幕末 粗製濫造気味だからこそ、スタンダードを

末国善己 文藝評論家

龍馬と幕末を知るための5冊
 「竜馬がゆく」 全8巻 司馬遼太郎著 文春文庫
 「龍馬の天命」 編者 末国善己 実業之日本社
 「坂本龍馬」 松浦玲著 岩波新書
 「岩崎弥太郎」 伊井直行著 講談社現代新書
 「京都時代MAP 幕末・維新編」 新創社

司馬の描いた龍馬は史実とかけ離れているとの批判もあるが、
長引く不況が著者から夢や希望を奪っている現状を考えると、
現代人に必要なものには「竜馬がゆく」のような明るく力強い物語で
あることは実感できる。

  すえくに・よしみ 1968年 広島県生まれ

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2010年8月 5日 (木)

戦後65年 特別企画 私と玉音放送

新潮45 2010 8 戦後65年 特別企画 私と玉音放送

~あなたは、どこでどう聴きましたか?~

ドナルド・キーン
日本文学研究家、文藝評論家、コロンビヤ大学名誉教授
1922年アメリカ・ニュウヨーク生まれ。ニュウヨーク・ブルックリンの貿易商の家庭の生まれる。

9歳のときの海外旅行がきっかけでフランス語など外国語の習得に強い関心を寄せるようになった。

飛び級を繰り返して、38年・16歳でコロンビヤ大学文学部に入学、中国語とくに漢字の学習を経て、アーサー・ウェイリー訳「源氏物語」に感動、日本語を本格的に学び始め、日本研究の道に入る。
コロンビヤ大学で42年学士号を取得、日米開戦に伴い、海軍日本語学校に入学。情報士官として海軍に勤務。

太平洋戦争で日本語の通訳を務めた。
ハワイなどで任務についた後、終戦はグアム島で迎えている。

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2010年8月 4日 (水)

戦後65年 特別企画 私と玉音放送

新潮45 2010 8 戦後65年 特別企画 私と玉音放送

私はこう聴いた
~玉音を巡る物語~

半藤一利 はんどう・かずとし 昭和史研究家・作家
1930(昭和5年)東京向島生まれ
東京大学文学部卒業、文藝春秋社入社、「週間文春」「文藝春秋」編集長を歴任。専務取締役を経て作家に。
「日本のいちばん長い日」「ノモンハンの頃」(山本七平賞)「聖断」「真珠湾の日」「日本国憲法の203日」「昭和史」「幕末史」など著書多数

終戦を疎開先の新潟県長岡市で迎える。
父親から「ポツダム宣言を受け容れば、この戦争は負けて終わる」と聞かされていたので、雑音の多い天皇の声から「共同宣言を受託」と聞き取り、敗戦を確信した。

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2010年8月 3日 (火)

戦後 65年 特別企画 私と玉音放送

新潮45 2010 8 
戦後65年 特別企画 私と玉音放送

~あなたは、どこでどう聴きましたか?~
戦争は、相次ぐ日本軍の敗退に暗転した。国内の主要都市は空襲で焦土と化し、皇居宮城も炎上、沖縄に米軍上陸、広島、長崎には「新型爆弾」原爆が投下された。

連合国はポツダム宣言で日本に降伏を迫ったが、その受託をめぐって御前会議は紛糾した。昭和20年8月10日、宮中の大本営地下室における最高戦争指導会議で、鈴木貫太郎首相が天皇陛下の裁断を求めた。陛下は即時終戦の意思を明確にされた。日本のポツダム宣言の受諾を通告

14日、陛下は「私が国民に呼びかけることがよければいつでもマイクの前に立つ」とお述べになった。8月15日正午の時報の後、「天皇陛下の御放送であります。謹んでお聞きするよう」のアナウンス。「君が代」吹奏の後、玉音放送が始まった。

後に陛下は「自分は立憲君主たることを念願してきたが、2回だけ非常に切迫した緊急事態のため直接行動をとった」
「その一つが2・26事件であり、もう一つが終戦のときである」とおのべになっている。

戦後65年を機に、ここに改めて、昭和天皇のご聖断をお伝えするとともに。
各界の10名の著名人による玉音ホウ素をめぐる「生と死」の先輩の証言を紹介したい。

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2010年8月 2日 (月)

特集 宴の後の虚妄 永田町版「即答するバカの研究」

新潮45 2010 8 特集 宴の後の虚妄

永田町版 「即答するバカ」の研究

木屋成(しげる) フリーアナウンサー

天才・小泉の”罪”

「ぶら下がり」の前に死屍累々

「国民から遠い人」  

蓮航がくらったしっぺ返し

「国民のみなさま」は甘くない

                ふじくら・しげる

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2010年8月 1日 (日)

特集 宴の後の虚妄 「池田大作は金正日」と嘯いた外務官僚が国連大使に

新潮45 2010 8 特集 宴の後の虚妄

外務省に告ぐ、特別編(第22回)
「池田大作は金正日」と嘯いた外務官僚が国連大使に

佐藤優 さとう・ゆう 作家・元外務省主任分析官

大抜擢された理由

外務省にも賭博大スキャンダル

「橋龍からの一本」

「賭博汚染を本格的に調査せよ!

「自分は特別の人間」

注目の取引人事

「小沢一郎はアロガント」

「公明党と小沢」を巡る”読み”

    さとう・まさる

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