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2010年9月30日 (木)

「昭和16年夏の敗戦」の教訓 リーダーは戦前より劣化したか 石破茂

中央公論 2010 10

「昭和16年夏の敗戦」の教訓

石破茂     VS  猪瀬直樹
自民党衆議院議員  作家・東京都副知事

リーダーは戦前より劣化したか?

# 的中した「敗戦シナリオ」

# なぜ止められなかったか?

# 首相に安保・外交戦略はあるか

# 日本は国家戦略なき夢の国

# 「失なわれた20年」は超えられるか
  国防にしろ、消費税にしろ、自分は今
  どうしよう、
  世論・全体に聞いているのか意識化
  するくらいはしないと
  国を変えるには最後は世論ですからね
  政治はあくまでもリーダーとして、
  その世論に訴えかける必要がある

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2010年9月29日 (水)

佐藤優の新帝国主義の時代 第20回 ロシアとどう付き会うか

中央公論 2010 10

佐藤優の新帝国主義の時代
第20回 ロシアとどう付き合うか

# 「権力の文法」を体得した者として

# 勢力均衡外交を働きかけた橋本政権

# 帝国主義的は「第風呂敷」がロシア
  を動かすために必要だ

# 対日戦勝記念日をロシアが制定した
  ことの重み

# 外務官僚の言い訳を想像させる
  副大臣会見

# 日本の国益を断固追求せよ


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2010年9月28日 (火)

「正義」の話・再考 国際政治と正義の論理 中本義彦

中央公論 2010 10

「正義」の話・再考
国際政治と正義の論理

中本義彦 静岡大学教授 なかもと・よしひこ

# 原則が結果か

# リアリズムの弱さ

# 国家か個人か

# 「人道的介入」という問題

# 「テロに対する戦争」は正当か

# いま、日本に求められているもの
  政策の基盤となるべき正義の感覚を磨く事
  に、本当に成功してきただろうか?
  ハーバード白熱教室の教えてくれるものは
  何よりも他者との対話の大切さである。
  国際政治においても、ねじれじは、慎重に
  しかし勇気をもって「正義」を考えていかねば
  ならない。

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2010年9月27日 (月)

大河ドラマではわからない 幕末の実像を知るためのブックガイト

中央公論 2010 10

大河ドラマではわからない

幕末の実像を知るブックガイド

中村彰彦 作家

幕末の実像を知るための10冊

「天皇の世紀」全12巻(刊行中) 大仏次郎 文集文庫

「醒めた姿」全4巻 林松剛 中央文庫

「大久保一翁」 松岡秀夫 中公新書

「相楽総三とその同志」上下 長谷川伸 中央文庫

「氷川清談付勝海舟伝」 勝海舟 編勝部真長

「坂本龍馬海援隊始末記」 平尾道雄 中公文庫

「新撰組前史」 幕末・京都編・戊辰・函館編

「ある明治人の記録」 石光真人 中公新書

「田原坂」 橋本昌樹 中公文庫

「一般外交官の見た明治維新」上下
アーネスト・サトウ 訳 坂田耕一 岩波文庫

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2010年9月26日 (日)

特集 幕末史のウラを読む 幕末・維新の生んだもう一つの帝国主義 松本健一

中央公論 2010 10

特集 幕末史のウラを読む

幕末・維新の生んだもう一つの帝国主義

松本健一 麗澤大学教授

# 戊辰負け組の攘夷戦争

# ペリーを真似た征韓論

# 文明国家のなるということ

# 開化の人脈

# 文明とアジアの決別

# アジア主義の命脈

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2010年9月25日 (土)

特集 幕末史のウラを読む 坂本龍馬あて木戸孝允書簡を読み直す 薩長同盟は過大視されている 家近良樹

中央公論 2010 10

特集 幕末史のウラを読む

坂本龍馬あて木戸孝允書簡を読み直す
薩長同盟は過大視されている

家近良樹 大阪経済大学教授

# 薩長連合史観の呪縛

# 木戸・西郷会談までの経緯

# 京都での会談

# 桂久武書簡の重要性

# 木戸書簡の異様さ

# 六ヵ条の内容

# 同盟成立後の政治状況

# 市来四郎の証言

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2010年9月24日 (金)

特集 幕末史のウラを読む 長州騎兵隊は近代的は組織だったのか 一坂太郎

中央公論 2010 10

特集 幕末史のウラを読む

長州騎兵隊は理想の近代的組織だったか

一坂太郎 萩博物館特別学芸員

# 「騎兵隊内閣」への違和感

# 「身分平等の軍隊」は本当か

# 藩存亡の危機に立って

# 毛利家恩顧としての苦悩

# 高杉晋作の病死

# 長州の復権と騎兵隊の末路

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2010年9月23日 (木)

Agenda 官僚依存の民主党で日本経済は沈没する 渡辺喜美

中央公論 2010 10

Agennda 官僚依存の民主党で日本経済は
沈没する

渡辺喜美 みんなの党代表
聞き手 田原宗一郎 ジャーナリスト

2010年4~7月期の実質GDPの前期比が
0.1%を大幅に鈍化した。
それをよくよく降格安と円安が進んでいます。

司令塔なき日本経済

# 民主党には基本的デフレが好きな人が
  多いのです

# そうしたインフレファイター原理主義の
  典型の日川英明日銀総裁です

# 民主党がすべきだったこと
  35~40兆円あるとされるデフレギャップ
  (需要と供給のギャップ)の解消の先取り
  です

# デフレギャップのあるうちは経済成長しま
  せん

# 積極財政・金融緩和・円安の三点セット
  で、財政金融一体化改革が必要です

# 脱官僚の公務員制度改革

# 地域主権と小さな政府

# 衆議院の定数削が政界再編の契機に
  なる

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2010年9月22日 (水)

ヤマダ電機 強さの秘密④ 片山修 

潮 2010 10 

短期集中連載 ヤナダ電気 強さの秘密④

次のビッグチャンスは「オール電化」にあり、
現在の量販ビジネスはいずれ壁に突き当たる
新たに設置されたスマートグリッド推進室の
挑戦に迫る

片山 修 かたやま・おさむ
学習院大学教授

# ヤマダ電機は訪問から始まった

# 課題は人材育成

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2010年9月21日 (火)

<師を持つ人生>のすすめ 内田樹 神戸女学院大学教授

潮 2010 10

「師を持つ人生」のすすめ

自身の限界を超えさせてくれる「師弟関係」
共同体の隔絶した現状において求められて
いる

内田 樹 うちだ・たつる 
神戸女学院大学教授

# 日本から消えた師弟関係

# 家族の融解と人間のアトム化

# 新しい人間関係モデルの提示へ

# 師弟関係のダイナミックス

# 師匠自らが誰かに弟子である

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2010年9月20日 (月)

婚活最前線 「婚活」女性たちはどこへ行く

潮 2010 10

婚活最前線 

「婚活」女性たちはどこへ行く

多賀幹子 かが・みきこ 
ジャーナリスト

# 「出産してないから」

# 結婚相談所のいま

# ステキなシングルであれ

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2010年9月19日 (日)

レポート 「少子高齢化社会」に求められる女性の「ワーク・ライフ・バランス」

潮 2010 10

レポート 「少子高齢化社会」に求められる女性の
「ワーク・ライフ・バランス」

働く女性の「仕事と生活の安定」の実現が社会の
繁栄をもたらす

吉田 耀子 よしだ・ようこ フリーライター

# 女性が社会で活躍できる環境を

# 嫁・娘・親・姑の経験が経営基盤に

# 相互扶助の精神で壁を乗り超える

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2010年9月18日 (土)

安心の社会保障制度を構築するためのビジョン 増田雅鴨

潮 2010 10

安心の社会保障制度を構築するためのビジョン

増田雅鴨 ますだ・きさのぼ

2100年、人口が6000万人を割り込むという
試算もある日本。
「中福祉中負担社会」を目指して今、取り組む
べき方策を得る。

# 世界に類例がなり超高齢化の到来

# 1兆2000億円が1年間に自然増

# 現役世代に過剰な負担をかけない

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2010年9月17日 (金)

対談 「少子高齢化社会」の現実 世界のモデルとなる「成熟社会」へ 明石康VS坂東真理子

潮 2010 10 創刊50周年特別シリーズ企画
          ニッポンの選択

対談 世界のモデルとなる「成熟社会」へ

    少子化を自己憐憫的に悲観するのではなく、
    アジア全体、世界全体のモデルケースになり
    うるという大きな視点をもつべきである。

明石 康         VS 坂東真理子
元国連事事務局次長     昭和女子大学長

# 人口減少と高齢化にどう対処すべきか

# 働く女性と若者に希望と生きがいを

# 元気な高齢者は社会貢献の柱

# 日本の少子化現象はモデルケースに
   なる

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2010年9月16日 (木)

特別読物 ゆかいな怪物伝⑤ 南方熊楠 島地勝彦

新潮45 2010 9

特別読物

ゆかいな怪物伝⑤

南方熊楠

島地勝彦 エッセイイスト しまじ・かつひこ

# 「知の怪物」南方熊楠は学問に
   妥協を許さない特異な人だった。

# 過去1年間の日記

# 「人の交わりにも季節がある」

# 4斗樽二つに詰めた本

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2010年9月14日 (火)

麻薬の憂鬱 藤野眞功 ジャーナアリスト

新潮45 2010 9

麻薬の憂欝

藤野眞成 ジャーナリスト

# 日本での麻薬取締りにあたる専門官は
  総勢264名に過ぎない

# 彼等の直面する難題はー
  麻薬は純粋な悪ではない
  総勢264名

# 急増する潜在利用者

# 大麻の禁止は続くか?

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そんなに悪いか バクチ打ち 里見浩一 臨床医

新潮45 2010 9

そんない悪いか

バクチ打ち

里見浩一 臨床医 さとみ・こういち

# 賭博に汚染さてていると、相撲界が
  非難に晒されたが、声高に断罪する
  者の手はそんなにも清らかなのか?

# 驚くべきご都合主義
   パチンコはどうか

# 叩けばとこからでも埃が

# 賭けているのは人の命
   だから私(臨床医)はバクチはしない

# バクチの効用は自己を客観視する
  ことができるというもである。

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2010年9月13日 (月)

実用版 あなたの家族の倒れたとき ゼロから始める介護対策研究

新潮45 2010 9 

実用版 あなたの家族が倒れたとき
ゼロから始める介護対策研究

野木 裕子 ルポライター のぎ・ゆうこ

# 「家庭介護力の低下」は悪いことか

# 「あんた、娘やろ」と言われても

# 男性介護者が増えてくる

# 介護疲れは虐待の温床

# 「介護休業」あなたは取りますか

# 適度にチャランポランに

# 介護サービス利用が唯一最高の方法

# 要介護度に応じた利用限度額

# 「無視」することは「美徳」ではない

# 先立つものがあれぼ
   私は、ない袖まで触れとは言わない。
  いざという時の不安に脅かされずに生き
  平穏に死ぬために。

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2010年9月12日 (日)

激増! 介護殺人 最悪の悲劇を招かぬ術とは 橘由歩

新潮45 2010 9 

激増! 介護殺人 
最悪の悲劇を招かぬ術とは

橘 由歩 ノンフィクション・ライター たちばな・ゆうほ

# シングル息子と母

# 介護殺人を防ぐために
   身を寄せ合って生きてきた家族が、殺人の
   加害者と被害者になるという悲しい末路

# 介護殺人とは、すぐれて「男性問題」なのか
   もしれない。

# 介護者が男性であり、心中に発したケース
   では、自身の犠牲を顧りみず、献身的に
   介護する例が多い。

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2010年9月11日 (土)

特集 国民的難題 「介護地獄」か救われる知恵

新潮45 2010 9 特集 国民的難題

「介護地獄」から救われる知恵
きみ、燃え尽きることなかれ
「介護施設工場」からの脱出

本岡 類 作家  もとおか・るい

# 排泄介助の日々

# 理想の「同姓介護」が暗礁に

# シーツ交換大作戦

# 名ばかりの委員会

# 忙殺勤務の中で
   たとえば、非人間的なほど過酷な
  勤務を少しでも改善するために、
  その部分に予算を重点投入してみる
  など、介護のプロたちを、常識の世界
  に戻してやれば、入居者にとっても
  施設にとっても、ちょっとは気楽なもの
  にはずだ。

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2010年9月10日 (金)

新潮45 巻頭言 風が時間を 80歳のニューヨーク行き③ 徳岡孝夫

新潮45 2010 9 巻頭言

風が時間を 80歳のニューヨーク行き③ 徳岡孝夫

タクシーに「ブルックリンのピーター・ルーカー」と言った
だけで通じた。外観は変哲なし、「創業1887年」とある
菊池寛の生まれる前の年からビフテキを焼いている。

食い意地の張った私は気が急いていた。長男と二人で
入って座るなり、「ニューヨーク・カット 二人前。二つとも
ウエルダン」と注文した。
よく焼けと指定したのには理由がる。ニューヨーク・カット
のステーキは東京でも食える。私は、さる若い知名人を
有楽町の外紙記者クラブに招いたことがある。
少し粋がってか、焼き具合を「レア」と注文した。
それが出て彼がナイフを入れると、牛の血が予想を超える
量で流れ出た。彼とても草食民俗の一人。食欲が一時に
萎えるのが見て取れた。私は見ぬふりをして黙々と自分
のハンバーグを食った。

やがて運ばれてきたNYのビフテキ6百グラムは無用の
牛の血もなく、私はたちまち(骨は残して)平らげた。
「旨い」と「不味い」とういう語彙しか持たぬ私は満足し
たが、食通の息子は「このソースはひどいね。バーベー
キュー好みのアメリカ人らしい」と評した。

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2010年9月 9日 (木)

時評 2010 本の未来を考える 橋本治

中央公論 2010 時評

本の未来を考える 橋本治 作家

本というものは、昔の偉い人が書いもので、今では
そんな偉い人がいないから、本にされず、本にする
必要がのいじょやないかという考え方が「ネットで
本が読めれば便利、もう紙の本なんか時代遅れじゃ
ないの」という考え方の根底にあるような気がする。

視方を変えれば、これは「既に本は消耗品である」
という前提をもったもので、「昔の本は図書館に入
るもので、今や著作権は無くなっている。」
今の本は消耗品だから、図書館に入る前に消えて
いまう。

「だったら本は、全部ネットでいい」というかとにな
るが、これは本を愛していうのか、憎んでいうのか
よくわからない考え方である。

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2010年9月 8日 (水)

時評 2010 参院選から目立た民主主義の成熟

中央公論 2010 9 時評

参院選から目立つ民主主義の成熟

細谷雄一 国際政治学者

まず、現在の日本のおいて民主党と自民党が切磋・琢磨・
競い合って、明治維新以来はじめて本格的な民主主義rが
定着しつつあるこどだ。

さらには、今日の参院選マニュフェストを読む限り、民主党
の外交政策構想が以前より現実的となり、より信頼できる
ものとなったことは喜ばしい。

これからは、新しく「ねじれ国会」がはじまる。
与党にとっては厳しい政権運営となり、野党にとっては
絶好の攻撃チャンスとなる。

ともに「ねじれ国会」を経験した与野党が、なんらかの
「紳士協定」を模索し、ルールを確立してゆくことが
不可欠だ。

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2010年9月 7日 (火)

民間人登用の波紋とその裏舞台 丹羽宇一朗 中国大使の誕生

中央公論 2010 9

丹羽宇一朗「中国大使誕生」

民家人登用の波紋と その裏舞台

城山英男   しろやま・ひでみ

 時事通部外信部記者

# 政治主導は国益を損ねるのか

# 元中国大使の三つの懸念

# とても少ない「取り込み工作」

# 「象徴大使」と「実務公使」

# FTA進めないと日本は沈没

# 元大本営参謀らの極秘計画

# 今年は日中構造変化の年

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2010年9月 6日 (月)

国際政治のリアリティーを見失った日本人へ 今こそ「平和の代償」を再読する時

国際政治のリアリティーを見失った日本人へ
今こそ、「平和の代償」を再読する時

櫻田淳 東洋学園大学准教授 

# 「平和の代償」誕生の背景と再読の意義

# 書の構造 「米国の戦争観と毛沢東の挑戦」

# 「国家目標」としての安全と独立

# 永井の「現実主義」を理解するために

# 「機械工」ではなく、「庭園師」として

# 戦後思潮の文脈に「平和の代償」を位地付ける

# 永井における「保守性」の意味

# 我々が継承すべきは「均整の感覚」

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2010年9月 5日 (日)

言論封鎖のロシアからjラーナリストが消えてゆく

中央公論 2010 9

言論封鎖のロシアからジャーナリストが消えてゆく

福田ますみ ノンフィクッション作家 ふくだ・ますみから

チェチェン”撤退”せず殺された女性記者

# 首謀者者は逮捕されない

# 「これはテロルではない」戦争だ

# クレムリンの検閲

# マスコミをお覆い尽くした恐怖

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2010年9月 4日 (土)

税と成長は両立するか? 財政で産業構造の転換を 神野直彦

中央公論 2010 9 

増税と成長は両立するか?

財政で産業構造の転換を
景気回復と財政再建の<二兎>を得る税制改革

神野直彦 東大名誉教授 じんの・なおひこ

# 国債の暴落に備えよ

# 財政赤字半減の国際合意?

# 新たな産業構造の創出を財政から支援する

# 減税では成長しない

# 「小さすぎる」政府の「大きすぎる」財政赤字

# 「負の連鎖」から「正の連鎖」へ

# 税制改革の方向性

# 消費税をめぐって

# 政府の信頼性と民主主義

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2010年9月 3日 (金)

増税と成長は両立するか? 菅主相にブレーンに聞く「第3の道」への11の疑問に答える 小野善康

中央公論 2010 9 

増税と成長は両立するか?

菅首相のブレーンに聞く「第3の道」への11の疑問に
答える

小野善康 大阪大学教授・内閣参与 おの・よしやす
1951年東京都生まれ、東工大卒、東大大学院経済
学研究科終了(経済学博士)

「第3の道」とは何か
 第3の道がめざす方向とは「生活の質向上・経済の
 拡大・財政健全化の実態的実現」であり、そのかぎ
 となるなるのが人材の活用である。

論点1.第1の道と第3の道は何が違うのか
 成長期における第1の道の意味が成熟社会になって
 変化し、単なる景気対策になってしまたことにある。
 第3の道とは第1の道を国民の役にきいている本来
 の視点に戻すことである。

論点2.増税は国民に負担を強いて、消費が冷え込む
 のではないか。
 ここで、強調したいのは、波及効果は当初の金額では
 なく、雇用がどのくらい増えて、デフレギャップがどの
 くらい減ったかで決まる。

論点3.増税分が負担した人の返ってこないでないか
 デスレ・ギャップをなくするので雇用を生むには、ど
 のくらいの金額が必要か、消費税でも2%引き上げ
 ると、1人あたり年間5万円弱の負担で、税収は年間
 5兆6千億円増え、年収350万円の雇用を160万人
 つくることができる。こてによtって完全失業率は2.8%
 にまで下がる。

論点4.財政は増税か国債か
 つまり、国債暴発論者と金融擁護論者は、市場が
 違うだけで、共通の問題はあるといえる。

論点5.金融改革・デフレ脱却をはかるのか
 需給ギャップ(=デフレ・ギャップ)をなくすること
 唯一の道である。

以下、論点6~11は省略

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2010年9月 2日 (木)

大相撲賭博調査会の全報告 伊藤滋 早稲田大学特命教授

文藝春秋 9月特別号

大相撲賭博調査会の全報告

伊藤滋 早稲田大学特命教授

「土俵を汚した力士はクビ!」

角界改革のキーマン
の独占特別調査委員会座長

# なぜ、私が「行司」なのか

# 疑惑の”氾濫”

# 「将来英樹」のための改革

# 国技という「精英樹」を守るために

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2010年9月 1日 (水)

中国ストライキは「1人っ子」「甘えっ子」の乱 福島香織

文藝春秋 9月特別号

中国 ストライキは「1りっ子」「甘えっ子」の乱

福島香織 ふしま・かおり ジャーナリスト

ネットでつながる新人類の中国と接する

# ネットと携帯を盾に

# 「高い教育」と「低い忍耐力」

# 労働力でも英雄でもないし

   実は日本のふつうの若者とそう変わらない
   新世代農民工を1人の人間として見ようと
   する姿勢こそ、企業が、市場そして中国と
   いう国家に新しい可能性を拓く鍵ではない
   だろうか。

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