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2010年12月18日 (土)

特別企画 弔辞 劇的な人生に鮮やかな言葉 ローマの戦士の如く 黒岩重吾へ 田辺聖子 

文藝春秋 2011 1 特別企画 弔辞 劇的な人生に鮮やかな言葉

ローマの戦士の如く 黒岩重吾へ 田辺聖子

くろいわ・じゅうご 享年79.2003年3月7日、肝不全で兵庫県西宮市の病院で逝去。1961年、大阪の釜ヶ崎を舞台にした「背徳のメス」で直木賞受賞。社会派小説や風俗小説を多く発表した後、歴史小説に転向。
80年、壬申の乱を背景にして「天の川の太陽」で吉川英治文学賞を受賞。
大阪文壇の先輩に向けて、田辺聖子が毛筆で奉げた弔辞。

いつものように、気安く、黒岩さんと呼びかせて下さい。
黒岩さん、長いこと、ご苦労さまでした。黒岩さんのご本、平成18年1月30日初版発行となります角川書店さんの「人に求めたしこの臨終」にこうあります

ペンを片手に持ち
書きかけの原稿用紙を枕にして
眠っている私の顔は想像できないほど
安らかであろう
それを思うと人生80年
死もまた愉快ですら、である

ローマの戦士の如く、朝は策謀を練り、昼は戦い、夜は酒宴に耽るという
人生でいられました。

黒岩さんと過ごした時のたのしさを思い出しつつ、黒岩さんの愛唱歌を
奉げます

 妻をめとらば才長けて
 みめうるわしく情けある
 友を選ばは書をよんで
 六分の侠気四分の熱
 ああわれコレッジの奇才なく
 バイロン・ハイネの熱なくも
 石を抱いて野に唱う
 芭蕉のさびをよろこばず

それでは黒岩さん、今こそペンを置かれて、ゆっくりおやすみ下さい。

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