特集 自決から40年「憂国の士」が遺したもの 三島由紀夫と司馬遼太郎<二つの日本>をめぐる闘い
新潮45 2010 12 特集 自決から40年「憂国の士」が遺したもの
三島由紀夫と司馬遼太郎<二つの日本>をめぐる闘い
松本健一 作家
# あれから40年が過ぎて
三島由紀夫の「さんたんたる死」に接して
”精神異状者が異状を暴く」と三島の死の「軽薄でまた模倣をするので
ないか」と恐れてから書いたというのである。
# 「街道をゆく」シリーズには<天皇の物語>がない
# ロマン主義とリアリズム
# 「ひき殺していけ」は創作
つまり、この戦後神話は、もしかしたら三島由紀夫が「天皇万歳!」
と叫んで死んでいった事件に触発されて、司馬が創作したものかもし
れない。そういう想像の地にだどりついたのが、このとりもどした
三島由紀夫と司馬遼太郎だった。
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