創刊50周年特別シリーズ企画 ニッポンの選択 危機管理能力なき菅政権
潮 2010 12 創刊50周年特別シリーズ企画 ニッポンの選択
危機管理能力なき菅政権
日本の信頼を失墜させた、尖閣諸島における政府の外交政策
中西寛 なにし・ひろし 京都大学大学院研究科教授
# 国際社会の失笑を買う日本政府の対応
民主党政権の危機管理能力
Point① 尖閣諸島事件における民主党政権の対応は、「日本は圧力
に弱い」という印象を与えた
Point② 民主党政権内で意見統一が不足していたため、中国側への
対応が遅れ、危機管理能力のなさを路程
Point③ 自国に関する問題のときでさえ、国家としての態度を明確に
発信できないままでは、国際社社会で日本の存在感をまったく
示しえない。
危機管理を適切に処理していくためには、二つの要素が必要となる。
第1に、相手に対する脅しや威嚇をかけることだ。
第2に、相手とのコミュニケーション・チャンネルを設定するごとが重要で
ある。
# 民主党政権は意思統一がバラバラである
民主 菅政権に危機管理能力がまったくことが、今回の1件によって
国内外に露呈してしまtった。
# 東アジアにおけるりーダーシップを示せ
今や中国抜きでは世界経済は語れない時代だ。
日本の信頼、回復のためには何が必要なのだろう?
日本政治のリーダーは、国内指向のロジック(理論)で、ものを考える
のをやめるべきだろう。
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