特別編 外務省に告ぐ 金ファミリーを動かす「神の言葉」 佐藤優
潮 2011 1 特別編 外務省に告ぐ
金ファミリーを動かす「神の言葉」
佐藤優 作家・元外務省主任分析官
# なぜ一線を踏み越えたのか
つまり外交的目的が主要因で北朝鮮が今回
軍事挑発を行ったのか外務省の見方が問題
だ。日本のマスメディアや評論家によく言われ
る”瀬戸際外交”という見方がほとんどだ。
むしろ本件は北朝鮮の政策的・端的に言えば
2012年の金日正生誕100周年を機に北朝鮮
が進めようとしている金日正から金正恩への後
継と密接に関連しているとみている。
# 北朝鮮指導者に必要な”神話”
# 北朝鮮を「勝利」させる
# 「神の言葉」
北朝鮮において金日成の言葉は絶対だ。なぜ
なら北朝鮮のイデオロギー的最高指導者は平城
の錦隷山記念殿堂に安置されている金日成の
ミイラだからである。
従って金日成の言葉は「神の言葉」なので、
北朝鮮の行動を支配する
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