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2011年4月 9日 (土)

超大型企画 これが私たちが望んだ日本なのか?警世の紙つぶて日本の叡智の125人 第4回


質問
①どうすれば政治が機能するのか?
②五里霧中から脱出するには?
③次世代に受け継ぐ日本の財産、あるいはこれから必要な能力とは?

御手洗富士夫(キャノン会長)
 凋落は避けねばならぬ
 日本経済は凋落の淵に直面している。いつまでも底を打たない少子化により、人口は減少に転じ、社会保障制度の先行きに対する不信感もあって、国内市場は縮小傾向にある。シャッター商店街や群部の過疎化にみられるように地方経済は疲弊している。
一方、高齢化とともに医療・介護・年金といった社会保障費は毎年約1兆円の規模で増加している。
しかし、日本は「第3の開国」に踏み切れず、海外市場の開拓や対日投資拡大といった形で、新興国のダイナミズムを取り込めないでいる。
まずは、TPP参加を手始めに、第2は財政規律への信頼回復である、第3は、人材の育成である。

鶴見勇俊輔(哲学者)
 遠慮なく申します
人間が人間を滅ぼす機会に、日本人は二度にわったってめぐまれたことだ。
二度の相次ぐ原爆投下の意味を考える機会を今、まだ生きても持っているということ。
つぎに、この機会は、日本国が大東亜戦争をみずから起して、まねいたものであり、その戦争の当初に、日本国民の300万人が戦死するとう見通しをもっていなかったことだ。そのみずからの計算違いを、1945年の降伏にあたって、日本人は、いわゆる大学出をふくめて、もっていなっかたばかりでなく、敗戦後の65年、意識の中に保っていないことだ。私は大学というものに対する不信をもつ。大学人の正義が気にくわない。
1億人の日本人のひとりの中に、どういう形で、敗北の力が保たれているのか、それを知る事。
それが、私の学問の目標である。

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