中央公論 時評2011 震災後の社会を切り拓き 世界のフロントランナーとなれ 牧原出
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時評2011 震災後の社会を切り開き 世界のフロントランナーとなれ
牧原出 Makihara Izuru 政治学者
# 「地震のときは、ふぐその家にいました。ものすごくゆれました・・・・・でも、皿が少し落ちたぐらいで、あまり家具とか倒れなかったです」
# 「実は会社に内緒なんですが、地震のときはたまたま新潟にいたんです。地震があったおいうので、電気ストーブとか買って家に戻ったんです。小さな孫た2人いるんですが、2人とも家族を助けてくれました。スーパーの買い出しで。孫たち、婿さん二人と私で並ぶんですよ。1人20品しか買えないんですが、孫たちも一人前として数えてくれるので。何とか当面必要は食料を買うことができました」
# 関東大震災後、被災からの復興を主導した内務大臣・後藤新平は、発生時を振り返って「第1救護・第2復旧・第3復興方針を貫徹する努力、連日閣議を開き寸時の間隙なく、殆ど寝食を忘れて事に当れり」と述べている。
# だが、今回の震災では何よりも頼りにするメディアが異なった。電気も電話も使えず、ツイッターが情報原であった。その範囲とスピードは、テレビ放送をはるかに上回る規模だった。
# 職場や近所での会話、電子メールが瞬時に情報をもたらした。もっとも復旧の最前線をどうとらえるかは難しい。
# だが、最大の問題は、この難局を乗り切る人材の確保だろう。
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