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2011年10月10日 (月)

地域通貨とボランティア

愛媛県にはボランティアをすると、1時間で1枚の”いーよシール”を支払う一種の地域通貨システムが既に十数年まえから構築され運用さています。
私は停年退職後すぐに、愛媛県の堀ノ内にある県立図書館や県立美術館に、妻と一緒で半日程度のボランヒアを2,3年しました。しかし、妻は松山市の山越えにある愛媛県女性総合センターの絵手紙の講座を受講して、長い間緊張して硬い椅子に座っていたせいか、腰痛になり、また私も住まいが松山市の郊外の砥部町ですので、ボランティアに松山市まで出かけるとなると、車が必要でし、当時はまだ現在使われている、図書館や美術館用の駐車場もなく、自転車での往復で、かなりの体力を要しました。幸い家の近くで、これも停年前から利用していた愛媛県生涯学習センターの図書室でもボランティアを募集している事を知り、こちらに移りました。
この図書室は蔵書は約16、000冊あり、スポーツとか生涯学とか特殊な分野では他の図書館に劣らぬ書籍を蔵書していますが、松山市上野町という立地条件もあり、堀之内の図書館に比べると仕事量が少ないので、午前中の2時間のみのボランティアをしています。しかし、チリも貯まれば山となる例えの通り、既に30枚近くの”いーよシール”が貯まりました。この”いーよシール”は使用できる範囲が狭く、愛媛県の施設だけでしか利用出来ません。私は愛媛県総合運動公園の直ぐ近くに住んでいて、テニスを停年後直ぐに始めたので、主に運動公園のテニスコートの使用料として、利用してきました。しかし、所属していたLadybirdsテニスクラブも都合で退部し、運動公園の初級テニス教室のみとなると、この”いーよシール”の使い道がありません。
最近、愛媛県立美術館で「世界の7大文明展」が開催されており、知人から一見の価値があると勧めら、入場料金は65歳以上は1000円で、愛媛県立美術館ですので、当然”いーよシール”が使えるものと思い、無料の駐車場が県庁の近くに出来ているので、妻と二人で昨日の午前中に出かけました。受付のお嬢さんにこの地域通貨は使用出来るのでしょうと、念のため確かめると、当「世界の7大文明展」は愛媛県の主催ではなく、他の団体がおこなっているので、使用できませんとの返答でした。いくら一見の価値がるとはいえ、”いーよシール”が使用できないと2.000円の出費は大変なので、この文明展はあきらめ、”いーよシール”が使える美術館2階の特別展「美術に見る神話・伝説・歴史」を見る事に変更しました。しかし、ここは65歳以上は無料でしたので、結局のところ”いーよシール”は不要でした。私は文明展が見たかったのですが、妻は文明展よりむしろ、こちらの絵巻や小野小町の掛け軸がお気に入りの様でした。私は誰もいない会場の中央にある木の長いベンチで昼寝をしていると
若い女性がやってきて「お気分でもお悪いのですか?」などと宣うので、仕方がなくお得意の座って居眠りをしていました。
結局、地域通貨としての”いーよシール”がなぜ愛媛県の施設の使用料としてしか、利用できないのか、当初の計画時点では、ここまでが精一杯の努力だったのかもしれませんが、厳密にいえば、今では運動公園の施設の使用料やとべ動物園の入場料としては利用可能ですが、これらも既に県自らの管理ではなく、経費節約の為、外部に委託されており、テニスコートは(財)愛媛県スポーツ振興事業団の管理であり、とべ動物園は伊予鉄ケータサービスの管理と聴きおよんでいます。
それなら、「世界7大文明展」も”いーよシール”を許して、後で纏めて愛媛県から相当分の現金を貰い受ければよいだけの事ではないか。それにはすこし、人でと時間はかかるが。
なお、聞くところによると、同じとべ動物園でも、砥部町のシルバー人材センターが管理している運動公園やとべ動物園の駐車料金300円(普通車)にも”いーよシール”は利用出来ないそうです。
昨日、美術館からの帰りにボランテャアの人と思われ方から1枚の”いーよシール”を落されていましたよと、渡して頂きました。ありがとう御座いました。
今は昔、妻と二人で図書館や美術館でボランテャアをしていたことが懐かしく、当時の美術館長にお会いして歓談したことや、大きな厚い扉の中で美しい美術書を整理していた頃を思い出した昨日でした。
以上で地域通貨とボランティアのよもだを終わります。

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