愛媛学 みんま(巳午)
愛媛学(地域学)
みうま(巳午)について
愛媛県の中伊を中心に他県には見られない特別な死者を弔う年末の習慣があります。それが”みうま”(巳午)です。”みうま”(巳午)とは
年内に新仏のあった家の方が、12月の最初のみ(巳)の日の午(うま)=正午、12時にお墓参りをして、新仏様のお正月を祝うことを「みんま(みうま)」といいます。
昔は巳の刻から午の刻に変わる真夜中にしていたのが、いつの間にか巳の日の正午に変化して行ったようです。
これは、愛媛県ならではの習慣で、戦国時代に縄輪半島を中心に猛威を振った戦国武将が、出陣する折、生きて祝えないかもしれないお正月を一足早く12月の巳の日に祝ったという戦国武家の慣わしに由来していると言われいます。
時は流れてこの習慣は、今日では年内に亡くなった人を供養する行事となり、12月の巳の日に、仏様のお正月として故人の冥福を祈るようになりました。
一般的には、親戚の方に案内はしません。各自でお参りされる風習になっています。
神道、キリスト教、浄土真宗、日蓮正宗の宗旨の場栄、おこなれないことが多いようですが、行ってはいけないと決まりはないようです。
地域により、しきたりは違ってきますが、あまりこだわっていないようです。
新仏様のお正月として、故人を偲ぶ気持ちが大切と思います。
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