愛媛学 織田ヶ浜 埋め立てによる海岸線の侵食
今治市の東部、惣社川の下流に位置する織田ヶ浜は数キロに及ぶ白砂青松の砂浜であったが、工業地帯増設の用地として、昭和の終わり頃に埋め立てられようとした。折から環境問題が取りざたされていた時代でもあり、ある人を中心に熱心な反対運動が起きたが、埋め立て側が裁判で勝利し、海岸線の約半分が埋め立てられた。
中国工業技術研究所(広島市呉市、中工研)の実験の結果、潮流に対して垂直に突き出た構造物がある場合、本来の流れとは反対の「反流」が渦巻きのように発生することが分かった。
織田ヶ浜が浜付近の満ち潮は北から南へ流されており、埋め立て地以南で起こった反流が、浜の砂をさらっている可能性は高い。
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