古文書購読 湯山村公用書八
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下し読み文
左之通被仰出候間、此段御承知可被成候以上、
従京都飛脚到来之儀
主上御機嫌能、去ル十三東京へ
着諱文字之儀、別紙之通被仰出候旨申来
右別紙
恵 睦
右二字
御諱ニ付、名字等ニ相用申間敷者勿論
割書等ニハ闕書可致事、
十月
〆 行政官
十一月朔日 白石傳之進
廻状二日夜到来
現代文約
左の通りおおせいでされたので、この事をよく理解すること。
京都よりの飛脚による知らせによろと
お殿様はご機嫌よろしく、去る13日東京へご到着なされた。
また、おん忌み名の事、別紙の如く仰せらせた。
右別紙
睦 轤
右三字
御忌み名なので、使用しないようにすること。
割り書く等には闕の字を書くようにすること。
十月
以上 行政官
十一月朔日 白石傳之進
この知らせが二日の夜到来した。
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