古文書解読 No.3 湯山村公用書
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下し読み
左之通被仰候間、此段御承知被成候、以上
従京都飛脚到来之処、年号改元之儀
別紙之通被仰出、旦又去ル十日公用人
御呼出重臣
御東幸供奉之儀、別紙之通被仰出
就而者是迄之吉凶之象非
ニ極屍改号有之候得共、自今
御一代一号ニ被定候、依之改慶応四年
可為明治元年旨、被仰出候克
九月 行政官
〆
現代文約〆3
左のとおりおおせいで候あいだ、この段ご承知なるべく候以上
京都から飛脚が到来し、年号改めとのこと、
別紙のとおりおおせいでされ、また克さる十日に公用人
をお呼び出しされ、重臣
将軍のお会いし、別紙のごとくおおせつっかた。
服部丹後殿をさしつかわされ、殿様はまた京大阪
お屋敷をお返しくだされた事
右別紙のおとり
今般
こ即位ご大礼無事おわり、先例のとおりおこなわれた。
年号の改めはこれまでのように、悪い事があったから
行うのではないく、今後は御一代に一号として定める。
よって慶応四年を明治元年とする旨おおせいでされた。
9月 行政官
〆
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