古文書講読 湯山村公用書十六
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下し読み文
温泉郡
大庄屋
湯之山村
山 三好源之進
分取締才許向行届揃候趣相聞候ニ付、為御褒美
格外ヲ以米五俵被下置
改庄屋格
中村庄屋
郡 永木信左衛門
用才許出精相勤、養水増之儀不一方骨折井美
付養水廻宣十損之患無之様相成候段
全心掛厚故之儀ニ付、格外ヲ以帯刀御免御免
被仰付
同格
樽味村庄屋
郡 野本武作
用材才許出精相勤候ニ付、為御褒美米
三俵被下 同格
右 辻 村庄屋
同断御称美被成下 三好節次郎
現代文訳
温泉郡
大庄屋格
湯之山村
山 三好源之進
取り締まりを許した行き届いた事がお上に
解かったのご褒美として、特別に米を5俵下さる。
改庄屋格
中村庄屋
郡 永木信左衛門
才能を認め、精出して勤め、出水の折は一方ならず
骨をおり、水周りの損害を防いだ事はまったく心がけ
の厚い事故、例外として帯刀をお許しくださる。
同格
樽味村庄屋
郡 野本武作
用材を願いでて使用し、精出して働いた故
語褒美t¥として、米3俵を下さる。
同格
右 辻 村庄屋
同じ様におほめ下さる。 三好節次郎
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