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2013年1月13日 (日)

古文書解読十一 湯山村公用書

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下し文読み

左之通被仰出候間、此段御承知可被成候、以上
 先達而
 御寛典ヲ以蟄居被仰付、前主人定昭儀山
 陰荘江蟄居謹慎罷在候處、平生風疾之
 持病有之候上、此節脚気之疵相煩、右山陰湿
 地ニ罷在候而平癒之譯無覚束趣、医師供
 申出候得供、御償費中譬至死候共場所替
 等仕間敷旨、本人より申聞候處、家来共ニ仕候而
 何分難相安、殊ニ
 朝廷格別之 御仁恵ヲ以 御寛典
 被仰出候儀ニ付、為療養場所替候儀一應
 克訴仕度旨、国元重臣共々分申超候、尤場所之
 儀廓外ニ而相撰可申處處、何分相應之住所無御
 座候ニ付、廓内江転住蟄居厚謹慎候儀相成
 申間敷哉、此段奉伺候、以上、
                    御名内
   十月廿五日             遠山九郎
       弁事
         御役所
  御付紙
    願之趣承置叓
 十一月十六日       白石傳之進

現代文約

 左の様におっしゃられたので、この事を承知おいて下さい。以上
  せんだった
 ご寛容の心をもって蟄居をもうしつかった前の主人定昭へ山荘
 で住んでいたところ、前から通風の病が有ったが、今度さらに
 脚気も患った。山荘が湿気が多く、病気が平癒しそうにないので
 医師どもが申し出て、まだ借金が残っているといえでも、住所の
 住み替えをお願いした。殿様ご本人も困りのようだ。家来たちも
 気が気でない。
 ところが、朝廷より格別の思し召しがあり、病気療養の為、
 国許の重臣らの言う通り廓外に住所を探したが、適当な処がない
 ので、廓内に転住して蟄居謹慎をつづけことを許された。
 このことを報告する。  内緒に
 10月25日   遠山九郎
    弁事
  書付
    願いの事を承知した
 11月16日             白石傳之進

 
 
   

 
   

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